怠惰ウォンテッド

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『少女は空へ舞って』という曲について

晨/高栁晨太郎です。

 

僕がやっているバンド「もう二度と逢えない私へ」が先日ライブ会場で発売を開始したデモCD『投げる 落ちる 堕ちる』。その一曲目に、『少女は空へ舞って』という曲が収録されています。

 

そして、この曲は僕が初音ミク歌唱verを作って、ボカロPとしても投稿しています。

 

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今回はこの曲について少し語ります。

 

 この曲が出来た背景

『少女は空へ舞って』は、僕らのバンドで最初に作り始めて、おそらく最初にできた曲です。

 

僕がある程度バンドサウンドの形にしたデモを持ってきて、それをメンバーそれぞれが各パート練りながら作り込むという、まあバンドでは定番の方法で作っていきました。

 

そんなごく一般的な曲の作り方ですが、久しぶりにオリジナルバンドをする身としてはワクワクでした。自分で作曲を始めてからはボカロPとしての活動しかしていなかったので、バンドというチームの手で曲が形になっていく流れは感動ものでした。

 

「もう二度と逢えない私へ」の曲作り活動のスタートを切った曲として、きっとこの先もずっと忘れない曲になると思います。

 

歌詞の意味

『少女は空へ舞って』というタイトルからも分かりやすいと思いますが、この曲は屋上から飛び降りた女の子の最期の時間を描いています。

 

僕が書く歌詞は大抵、何か物語の一場面を描いたようなものになります。意図的にフィクションにしようとかネガティブな内容にしようとしているわけではなく、無意識に自然とそうなっています。

 

曲の一部分にメロディとしてはまるワードが出てきたらそこからガーッと書き上げて、気づいたらそんな歌詞になっていた、というパターンが多いです。

 

『少女は空へ舞って』もサビの歌いだし「その目を閉じれば」とその少し後の「ここで終われるよ」が思い浮かんだことから歌詞を書き始めて、気づけば女の子が飛び降りる話になっていました。

 

青空が思い浮かぶような疾走感のある爽やかさを感じて、尚かつ「ここで終われる」という諦めとも安心ともとれる後ろ向きな言葉で切なさ・儚さを感じられるような曲になっていたらいいな、と思って作りました。どうでしょうか。

 

さいごに

この『少女は空へ舞って』という曲、今まで自分が作った曲の中でも一番「各要素がぴったりとはまって完成した曲」だと思っています。

 

曲展開、疾走感、メロディと歌詞の語感のはまり具合、どれもぴったり綺麗に組み合わさっているのではないでしょうか。

 

そんな曲になったのも、偏にメンバーの力あってこそです。自分には思いつかないフレーズ、自分には思いつかないアレンジが積み上げられたからこそできた曲です。

 

こんな風に、ベタな言い方ですが「一丸となって力を合わせて」曲を作ることでより多くのアイデアが出て曲を彩っていけるのがバンドの醍醐味ですね。

 

これからも「もう二度と逢えない私へ」が活動していく上で、皆で協力しながらの曲作りの経験は当たり前のこととして積み重なっていくんだと思います。曲作りはライブと並んでバンドの一番中心的な作業だしね。

 

『少女は空へ舞って』は、その当たり前の作業がまだ特別なことだった最初の時期にできた記念すべき曲です。これからのライブでも長く披露することになるので、是非この曲を愛してやってくれると嬉しいです。