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個人メディア運営のノウハウを創作活動に活かす ちきりんさんの『「自分メディア」はこう作る!』を読んで

こんばんは、晨(@ashita_movie)です。

 

自ら運営するブログの広告収入で生計を立てているいわゆる「プロブロガー」と呼ばれる人たちがいます。そしてその一人に、独特の視点で社会の色々なことに鋭く切り込む社会派ブロガー「ちきりん」さんという方がいらっしゃいます。

 

このちきりんさん、自らの経験をもとに個人メディア運営のノウハウをまとめた『「自分メディア」はこう作る!大人気ブログの超戦略的運営記』という本を執筆されています。

 

「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記

この本、個人メディアとしてのブログ運営だけでなくセルフブランディング全般についてすごく勉強になるノウハウがたくさん書いてありました。

 

というわけで、今回はこの本の内容からアーティストやイラストレーターなどの創作活動にも活かせそうなポイントをまとめて紹介します。どうやったら良い作品を創作できるかではなく、自分の活動や作品をどう広めて、どのように知名度や支持を獲得していくかの話になります。

 

大前提:ゴールの設定

まず一番大事なのがこれ。その活動の先にある「ゴール」の設定です。ブログなど個人メディアでいうと「どんなメディアになりたいのか」ですが、創作活動に転換すると「どんな創作者になりたいのか」ですね。

 

「売れる!」「有名になる!」「食えるようになる!」という曖昧なものではなく、例えば音楽で言うと「メジャーで大人気になる」のか「インディーズで小規模のコアなファンに愛される」形を目指すのか、みたいな話です。どのジャンルで、どういう層の人たちに、どのくらいの人数に知られたいのか・支持を集めたいのか。

 

さらに、ネット上での音源販売や配信をメインにするのか、ライブ活動など現実に動いての活動をメインにするのか、といったビジネスモデルの設定も大事です。

 

僕の場合で言うと「オルタナティブロックやシューゲイザーっぽいジャンルで、ネガティブな世界観の音楽が好きな層の1000人~くらいの人たちに愛される」のがゴールですね。一番現実的な目標だと思ってます。

 

行動の取捨選択

上記のゴール設定をしっかりやると、そのためにどんな行動をとればいいかも見えてきます。

 

ちきりんさんは「社会のことについて考えるのが好きな人たちに読まれるブログを育てて、そのブログ自体の魅力を高めることを最優先に行動する」と定めてました。そのために(たとえ大手でも)他メディアへの寄稿をあえて断ったり、有料会員しか読めないメディアでの仕事を断ったりしているそうです。

 

 

全ての活動は「最初に決めたゴールに近づけるかどうか/どれだけ近づけるか/そのためにどれくらいのコストがかかるのか」を考えて実行するか否か取捨選択していくことになります。

 

はっきりしたゴールを定めたうえでそのゴールに向けて一貫した行動をとることは、「自分」というブランドのアイデンティティ確立のためにも超重要事項ですね。

 

「自分」を伝えるアイコンを作る

 これは細かいテクニックの話になりますが、セルフブランディングでは大事なポイントだと思いました。「一目でその人だと分かるアイコンを確立する」という話です。

 

ちきりんさんはブログで毎回記事の最後を「そんじゃーね」というセリフで締めてます。たったそれだけですが、例えばちきりんさんのある記事を読んだ人がしばらく経ってまた偶然ちきりんさんの記事を見たときに、最後が「そんじゃーね」で締めてある「前読んだ記事の人だ」と気づけます。「自分」を伝えるアイコンとして機能してますね。

 

他にも、ちょっと前にSNS上で話題になった彼なんかは「肉に塩を振る動作」を自分のアイコンとして確立することに成功してますよね。

www.youtube.com

 

ここ最近海外で一番成功した日本人・ピコ太郎さんも自らを一目で「ピコ太郎だ」と分かるアイコンにしてます。芸人さんなんかではこのパターンが多いですね。

 

ロゴ、決め台詞、決めポーズ、マスコットキャラクター…そんな自分を象徴する「アイコン」は、めちゃくちゃ力を入れるべきポイントだと思いました。

 

一つ成功したら次もそれを繰り返す

活動を続けていると、普段の自分と比べて明らかに頭一つ以上抜けた成果があるときってありますよね。普段より曲の再生数が多かったり好評コメントが多かったり、Twitterでめっちゃ拡散されたり。

 

その時は自分にとって勝負の時です。注目度が一番高い時に潜在的ファンに響く作品で後を続けられるかが鍵になります。「そのコンテンツを気に入った」から「その作者を気に入った」にシフトさせるんですね。

 

僕は以前これで失敗してます。普段の倍くらいの再生数やブックマークをもらった曲の次にそれとは全然テイストの違う曲を投稿して(しかも3か月の空白期間の後に)、せっかくの機会をふいにしました。

 

成功したらいつまでもそれに喜ぶんじゃなく、その次こそが勝負時だと思ってそこに力を注ぐ。そこに、「まぐれ当たり」で終わるかどうかがかかってるんですね。

 

まとめ

この本に書かれている内容は何かしら外に向けた活動をしている人なら多かれ少なかれ感覚的にやってると思います。ですが、それをしっかり理論立てて体系づけて理解してるかどうかはかなり大きな差になると思いました。

 

ちきりんさんの文章はかなり読みやすいので、「お勉強の本」とあんまり気を張らずするすると読めるのもよかったです。

 

セルフブランディングの基礎を学べる一冊として最高におすすめです。

「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記

「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記

 

 

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