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「人間」が商品の仕事は人工知能に奪われるか

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こんばんは、晨(@ashita_movie)です。

 

最近は人工知能、いわゆるAIがどんどん発展してますよね。5年くらい前からじゃ信じられないくらい。工場が自動化されていったり運送も自動化の研究がどんどん進んでたりレジが無人になったりしてますね。「このままじゃAIに仕事が奪われて大量失業!」とか「20年後にAIによって奪われて消える職業一覧!」なんて話題もよく聞きます。

 

音楽界では自動ミキシング・マスタリングプラグインや自動作曲AIが出てきて、イラストの世界でも自動で色を塗るAIが登場して、文章の世界でも一瞬で記事を完成させるAIライターなんかが開発中ですね。思わず「自分の仕事を取られる!」と身構える気持ちもすごく分かります。

 

「じゃあ、最後まで人工知能に奪われない仕事って何だろう」と考えたんですが、この問いに対する自分なりの答えとそれを叩き潰す反論を一人で思いついちゃったんで書いてみます。

 

「人間」が商品の仕事は人工知能に奪われない

「AIに奪われない仕事」とは何か、と考えて最初に思い浮かんだのが「人間であること自体に意味がある仕事」です。単に技術や知識ではなく「その人であること」自体に意味がある仕事、と言えばいいでしょうか。

 

例えば芸能人。彼らが高い出演料をもらってCMに出たりテレビで食べ歩きをするのは「その人本人である」という理由からですよね。その人がその人であるという事実のために知名度や人気が集まって、そこにスポンサーからお金が払われます。だから、芸能人は自分の商品価値であるイメージを大切にします。

 

スポーツ選手もそうですね。100mのタイムを縮めたり毎日ピッチング練習をしなくても、単に速く移動するため・正確で速いボールを投げるためならバイクやピッチングマシンがあります。それでも「人間が厳しい努力の積み重ねの結果として記録を出す・凄い技を見せて勝負に勝つ」という物語に対してファンは注目や応援を捧げます。そして、その物語の中心である「スポーツ選手本人」の注目度に対して補助金やスポンサー契約料が払われます。

 

音楽やダンス、お笑いなんかのアーティスト、パフォーマーもそうですよね。音楽でいうと、技術的に優れた作曲や演奏だけが価値ならプロ作曲家やスタジオミュージシャンが前面に出て注目されるはずです。でもショービジネスの世界では、「そのアーティスト本人である」という事実(カリスマ性)に対してファンがついてお金が払われます。

 

というわけで、こういう「その人本人である」ということに大きな価値がある仕事、「自分自身が商品」という仕事は、人工知能に奪われることはまだ当分ないんじゃないでしょうか。

 

まとめ

初音ミクのようなバーチャルシンガーやキズナアイのようなバーチャルYouTuberもいますが、ここらへんの架空アイドルもまだまだ「初音ミクに歌わせるボカロP」や「キズナアイの中の人」が主役だったりします。

 

完全に「人造芸能人/人造アーティスト」のような存在が作られて世の中に受け入れられていくのは、まだ数十年は先のことのような気がします。人間はいつまでも「自分たちが主役」って信じたがりそうだし。

 

とりとめもない考えごとですが今回は以上です。

 

ちょっとこのテーマに近いSF映画にこんなのがあります。「人気俳優の全盛期の姿をCGで使い続けながら映画を作っていく」という近未来のお話です。

コングレス未来学会議(字幕版)

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