怠惰ウォンテッド

映画の感想とか音楽活動とか 怠惰に平和に暮らしたいだけ

映画(サスペンス)

「ヘイトフル・エイト」感想 タランティーノ節全開の会話劇が魅力(ネタバレあり)

異色の名監督クエンティ・タランティーノの作品の魅力と言えば、CG演出を使わない徹底的にアナログで血みどろなアクションを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。 それももちろんタランティーノ作品の見どころですが、もうひとつ大きな特徴が「会話シ…

「サラリーマン・バトル・ロワイアル」感想 絶対働きたくない最恐ブラック企業(ネタバレあり)

「閉鎖空間に閉じ込められた人々が生き残りをかけてサバイバルをくり広げる」という映画は今ではわりとたくさんありますが、その閉鎖空間が「ごく普通のオフィスビル」というのはかなり珍しいんじゃないでしょうか。 そんな異色作「サラリーマン・バトル・ロ…

「フローズン」感想 絶妙にリアルなところが痛くて恐い(ネタバレあり)

ワンシチュエーションスリラーの一番重要なポイントは「痛みと恐怖に感情移入できるか」だと思うんです。 映画を観ていて「もし自分がこんな状況になったら嫌だあ~!うわああ痛そう~!」と思えるかどうかがこの手の映画の評価を分ける最大の要因でしょう。…

「ジグソウ:ソウ・レガシー」感想 予想以上に安定したクオリティ(ネタバレあり)

ホラー映画の歴史に名前を刻むご長寿シリーズ「ソウ」。 1作目はワンシチュエーションスリラーの先がけとして話題になりましたが、その後の続編はだんだんグロテスクさが増して「ゲーム」のインパクト重視のショック映画に。ホラーファンからの評価も賛否両…

「サクラメント 死の楽園」感想 行き過ぎない演出だからこそリアルな恐怖がある(ネタバレあり)

ゴア映画の名手イーライ・ロスが製作スタッフにいて、題材が「閉鎖的な島で暮らすカルト教団への潜入」ということもあり、ホラー映画ファンからけっこうな注目を集めた「サクラメント 死の楽園」。 ところが、ふたを開けてみれば内容は真っ当で地味なサスペ…

「トールマン」感想 王道ホラーに見せかけた怪作サスペンスだった(ネタバレあり)

「都市伝説」というのはホラー映画の題材としては定番ですが、数ある都市伝説系ホラーの中でも異色というか、ホラーの皮を被った別の何かだったのがこの「トールマン」です。 ストーリーは全観客の予想の斜め上を行き、目が離せない展開でサスペンスとしてめ…

「ファニーゲーム U.S.A.」感想 最凶に性格が悪い映画だった(ネタバレあり)

「バッドエンドの映画」というものは常に一定の人気があり、映画メディアでは「結末が後味悪い映画ランキング」なんてものもよく公開されています。 そんなランキングでは「ミスト」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」など常連になっている作品もいくつもありま…

『マッド・ドライヴ』感想 ニコラス・ホルトの怪演が光る音楽業界サスペンス

2016年 イギリス 監督:オーウェン・ハリス キャスト:ニコラス・ホルト、エド・スクライン、ジェームズ・コーデン、ロザンナ・アークエット あらすじ 1997年のイギリス。音楽レーベルで新人アーティストの発掘やマネジメントを手がけるスティーブン(ニコラ…

『トライアングル』感想 ループの作り方と切ない結末が秀逸【レビュー】

2009年のイギリス・オーストラリア合作映画『トライアングル』。 ジャンルとしてはサスペンスで、タイムリープがストーリーのメインとなる、いわゆる「ループもの」と呼ばれるジャンルの作品です。無人の豪華客船を舞台に、奇妙な時間の輪に巻き込まれてしま…