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クラウドソーシングサイトでライティング案件を発注するときに記載してほしい事項4選

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「ランサーズ」や「クラウドワークス」などのクラウドソーシングサイトの発展で、誰でも簡単に仕事を発注することができるようになりましたよね。

 

その中でもWebメディアなどが記事執筆の仕事を発注する「ライティング案件」は特に豊富なジャンルのひとつで、今や中小企業や個人の運営する小規模メディアでもライターを簡単に募集できるようになりました。

 

ですが、そういったライティング案件をWebライターの立場から見ていると「この案件、どういう内容なのかちょっと把握しづらいな」と思うものも結構な割合であります。他のライターも同じように感じているのか、そういう案件はあまり応募も集まっていないようです。

 

そこで、今回はクライアントとして仕事を発注するのにまだ慣れていないWebメディア運営者に向けて、ライター目線で「こういう情報を記載してほしい」と思ったものを並べてみます。

 

1.納品形式

まずはこちら。基本的なことに思えますが、この納品形式の記載のない案件がけっこうあります。体感で半分~1/3くらいでしょうか。

 

Webライティング案件といっても、直接サイトのフォーマットに入力していく場合やWordPressなどに入力していく場合、Wordファイルやテキストファイルで納品する場合など納品形式は様々です。

 

大抵のライターはどの形式でも対応できると思いますが、この「納品形式」が書いてあるかどうかは「ちゃんとしてるクライアントか」の印象に響きます。

 

事前に分かるに越したことはないしクライアントとしての印象を左右することなので、是非記載してほしいです。

 

2.画像選定の有無

これもWebライターはけっこう重視します。記事中に挿入する画像の選定まで業務に含まれるかどうかで、ライターの1記事あたりの作業量は10数分~数十分変わってくるからです。

 

Webライティング案件で1記事あたりの作業時間が数十分変わるとなると、時給換算で100円以上変わってきます。画像選定の有無は、一般的な仕事の募集事項でいうと「残業の有無」くらい重視されるポイントではないでしょうか。

 

ここが不透明だと、案件への応募を一歩尻込みしてしまいます。僕はこういう案件では「画像選定はありますか?」と応募の段階で聞きますが、やっぱり記載のない案件と最初から書いてある案件では後者の方を優先します。

 

後から聞かれて「画像も選んでいただきます」と言うとどうしても印象にも響くので、最初から「画像選定有り」と書く方がいいでしょう。

 

3.継続の有無・納品ペースの目安

専業Webライターや長く安定した副収入を稼ぎたいWebライターにとっては、案件の「継続の有無」は最重要事項のひとつです。

 

案件を掲載するときには「継続の有無」を選択する項目があると思いますが、そこで「継続あり」とするだけでは情報が少なすぎて応募を尻込みするライターも増えるでしょう。

 

具体的に「どれくらいの期間継続して契約できるか(数か月~数年スパンなのか)」「月に何記事/週に何記事くらい依頼したいのか」などが書かれているとライター側としては嬉しいですね。

 

「一年以上の継続も可能です。月に最低〇記事以上~〇記事ほどまでご依頼できます」といった情報が書いてあるだけで僕なら応募したくなります。

 

4.(できれば)記事が掲載されるサイト/もしくは参考サイト

ライターとしては、できれば自分が書いた記事がどんなサイトに掲載されるのかは知りたいところです。また、「文体はですます調で/フラットな文体で」とだけ書いてあるより、具体的にどんな雰囲気のサイトに掲載されるか分かる方がこちらとしてもとっつきやすいです。

 

なので、できれば「これが弊社の/私のメディアです。ここに掲載されます」と記載するとより受注側の印象に残ります。

 

「誰もが見れるクラウドソーシングサイト上に自分のサイトまで晒すのはちょっと…」という場合は、「参考サイト」として自身のサイトと近いところを掲載するのでもいいでしょう。

 

「雑記ブログ風メディア」なのか「キュレーション系まとめサイト」なのか、「固めな雰囲気の情報メディア」なのか分かるだけでもライター側としては格段に応募までのハードルが下がります。

 

まとめ

以上、Webライターの目線から見た「ライティング案件に記載してほしい事項」でした。どれも基本的なことですが、意外と記載のないことが多い事項です。

 

クライアント側として記事を発注するのに慣れていない方は、ついついライター側に「作業可能時間/納品できるペース/ライティング経験の有無」などを聞くのに夢中になってこういった事項を書き忘れてしまいがちではないでしょうか。

 

Webメディア界とWebライター界は、どちらも参入の敷居が低いことで玉石混合の感じが年々強くなっています。「条件のいい案件を提示してくれるクライアント」が人気なのと同じく、「ライティング経験の多いWebライター」もまた引く手数多です。

 

そういった経験者ライターの応募を増やすためにも、ここで並べた事項はぜひしっかりと記載してあげてください。

 

という、しがない1人のWebライターからの声でした。