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屋外・野外でのMV撮影で準備するべきことをまとめてみた

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バンドのMV(ミュージックビデオ)撮影をするとなると、せっかくだから演奏シーンを撮りたいですよね。

でも、いざ本当にやるとなると準備が結構大変そうですよね。特に、「屋外で撮影したい」となると尚更です。

というわけで、先日うちのバンドが屋外でMV撮影をやったときの事前準備をまとめてみました。参考になれば幸いです。

機材(ドラムセット、アンプ類)の準備

まずはこれ。MV撮影時は音源をスピーカーで流しながら、それに合わせて形だけ演奏する「当てふり」をするのが大半なわけですが、見栄えよくするためには一通りの機材を実際に用意して並べる必要があります。

ドラムセットをフルで一式と、弦楽器隊の人数分のアンプですね。うちの場合はギターアンプ×2、ベースアンプ×1でした。

こういう機材のレンタルは、「〇〇(地域名) アンプ レンタル」とかで検索するとスタジオや楽器店の機材レンタルサービスの情報が出てきます。もしくは、懇意にしてるライブハウスなんかに相談するとレンタルさせてくれることもあるかもしれません。

アンプとドラムセットとフルで借りたら1日あたり15000円~25000円が相場でしょうか。アンプなしでドラムセットだけ準備してあるMVもわりと見かけるし違和感はないので、予算と相談ですね。

 

当てふりのための準備

上に書いた通り撮影時には「当てふり」をするわけですが、それにもコツや準備が必要です。

まずドラムセットの音量問題。屋外で生ドラムを全力で叩くわけにはいきません。それに、スピーカーから全力ドラム演奏に負けない大音量で音源を流すわけにもいきません。

そこでおすすめなのがこちら。

www.taida-wanted.com

太鼓の打面にパッドを乗せたりシンバル系にパッドを張り付けるだけで、冗談みたいにドラムの音量を抑えることができます。10000円はしないくらい。自宅練習とかにも使えるので買いです。

 

そしてもう一つ。流す音源の準備にもちょっとした一工夫を加えると撮影が楽になります。

うちのバンドの撮影のときは、曲の頭にカウントを入れた、撮影専用の音源を準備しました。

一音目からバーンと入る曲なので、全員で動きの頭を合わせる必要があってこうしました。あと、プレイヤーをぽちっとスタートさせて数秒で曲が始まっちゃうとあたふたしちゃうので、音源の出だしに余裕をもたせられると楽です。

こういう時にメンバーにDTMできる人がいると便利ですね。

 

電源の確保

照明機材、音源を流すためのスピーカーなど、電源が必要な機材を撮影で使うこともあります。アンプやエフェクター類をちゃんと光らせたいならその電源確保も必要です。

そう都合よく屋外にコンセントはないと思うので、ポータブル発電機なんかをレンタルする必要があるかもしれません。

撮影をお願いする方とも相談して、どのくらいの電源を確保しないといけないかについても考える必要ありです。 

 

撮影の許可取り

撮影に使う場所は当然ながら誰か所有者がいます。ロケ地の目処が立ったらなるべく早くそこを管理してる会社なり自治体なりに連絡してみましょう。

うちのバンドの場合もちゃんと管理施設に確認して許可を取って場所を借りました。

公園なんかの公共施設だと利用申請から許可証の発行まで数日~2週間程度かかることもあるみたいなので、できるだけ早めに確認をとる方が安心です。

 

寒さor暑さ対策

よっぽど気温が丁度いい時期でもない限り、屋外は暑かったり寒かったりします。

うちのバンドは春先の夜中の寒さを舐めてかかって、その上アホみたいに風が強い日だったのでえらい目にあいました。特に衣装が半袖でポジション的にあんまり動き回れないボーカルは死ぬんじゃないかってくらい震えてた。

冬ならカイロや温かい飲み物の用意、すぐに上着を着て暖をとれる休憩場所の確保。

夏の撮影は経験していないので分かりませんが、水分補給の準備や涼める休憩場所の確保、着替えの準備などでしょうか。

気合で耐えるのも限度があるな、と身をもって痛感したので、できる対策はした方がいいです。

 

まとめ

思いつくかぎりざっと書いてみました。羅列してみるとどれも当たり前のことですが、意外と忘れてて直前に慌てて準備する、なんてことも多いと思います。

この記事で少しでも準備不足を減らせたり、初めてMV撮影をするときの参考になると嬉しいです。