バンド活動をしていくと、だんだん実力がついてしっかりした作品も作って、「リリースツアーをしよう」という日が来るでしょう。
この「ツアー」という行為、普通の旅行とは勝手が違う部分も多くて、お金のないバンドマンにとってはかなり過酷な旅になります。
僕も自分のバンドで1週間以上家を空けるツアーを経験しましたが、それなりに準備をしないと気力と体力をゴリゴリ消耗します。
そんなツアーを通して、用意しておいてよかったもの、「これも持っていけばよかったな」と思ったものがたくさんあったので、まとめてみます。
バンドで長期の遠征に向かう予定がある方は、参考にしてみてください。
1.ボトルガム
バンドのツアーは車移動が基本です。そして、スケジュールによっては「ライブが終わったあと、次の日の会場がある県まで夜中に移動」なんていうこともあります。
そうなると、怖いのは「睡魔」です。ライブの疲れも溜まった状態で、高速道路でいつ眠くなるかびビクビクしながら運転するのは嫌ですよね。
そこで必須アイテムになるのが「ガム」です。
いちいち板ガムを買っていたらお金が馬鹿にならないので、ボトルガムを買って車に常備してしまいましょう。数百円でツアー中の睡魔を予防できるなら安いものですね。
僕はツアー中にまだ半分くらい入ってるボトルガムを落として車内にぶちまけちゃったので、そんなことにならないよう注意しましょう。
2.アイマスク/耳栓
バンドマンのツアーは、基本的に貧乏旅です。車中泊やネットカフェ泊は当たり前、よくてカプセルホテル……という感じです。
そこで問題になるのが「ぐっすり眠れなくなる」ことですね。ただでさえ睡眠が短めになる上に、その質まで低下すると、移動やライブにも影響するかもしれません。
なので、「アイマスク」と「耳栓」を持っていけばよかったな、と思いました。この2つを使えば、睡眠の深さが段違いになるとよく聞きます。
あんまり寝れなくてきつかった日が続いたので、次回のツアーでは導入決定です。

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3.酔い止め、お腹の薬、風邪薬
バンドのツアーは、大抵は過密スケジュールになりがちです。そこで怖いのが、「体調不良による移動時間ロス」です。
ガチで重大な急病はどうしようもありませんが、腹痛や車酔い、「ちょっと風邪気味」などの症状は、できるだけ早いうちに対処したいですよね。
なので、お腹の薬や酔い止めなどの基本的な市販薬は常備しておくのをおすすめします。
4.ビタミン剤
ツアー中は食生活が乱れがちです。コンビニ飯が増える上に、その内容はおにぎりやパン、カップ麺やレジ横のフライヤーなどがメインになって、野菜不足になります。
それを少しでも補うために、僕は「マルチビタミン」を持っていきました。
ビタミン不足は肌荒れや口内炎その他体調不良につながるので、わりと笑えないデメリットが盛りだくさんです。ビタミン剤は大して高いものでもないので、準備していいんじゃないでしょうか。
5.キャリアー(荷物引くゴロゴロのやつ)
バンドマンの荷物は重いです。楽器、その他機材、物販グッズ、自分のバッグ…旅商人みたいな大荷物をかかえることになります。
しかもライブハウスは駐車場がないところが多いので、遠くのコインパーキングに停めることも多いでしょう。
そこで、荷物を引いて運べる「キャリアー」があると、移動がだいぶ楽になります。特に機材が多いメンバーは、持っておいて損はありません。

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6.ファブリーズ的なの
ツアー中はあんまり洗濯ができません。さらに、服はかさばるので、あんまり大量に持っていくのも嫌ですよね。
ステージ本番以外のときの私服なんかは、正直着まわすこともあると思います。
そんなときにファブリーズ的な消臭剤は必須。すべての匂いを無に返してくれます。
僕は髪にも使いました。
逆にいらなかったもの:水
「飲み水をまとめ買いして車に常備しとけば節約できる!」と意気込んで段ボールで積み込んでみましたが、水ってコンビニでも2Lで100円とかだし、ただでさえ荷物いっぱいの機材車に水の段ボールなんて積んだら場所をとるばっかりでいいことなかったです。
水と食料は備蓄みたいにせず、現地調達でOKです。
まとめ
以上です。どうでしょうか。お役に立ったでしょうか。これから初めてツアーや長めの遠征に出る予定の皆さんの参考になれば幸いです。
車でツアーって楽しいこともいっぱいなので、できるだけ体力や気力を保ってツアーを楽しむためにも、ここで紹介したアイテムを用意してみてください。