エレキギターやエレキベースをやっている人は、やっぱり「他の人の足元(エフェクターボード)」が気になりますよね。どんな機材を使ってるかとか、どんな設定で使ってるかとか。
そこで、今回は現役バンドマンで弾いてみた奏者の僕(ベーシスト)が、自分の足元の機材をさらします。なんとなく。
現役バンドマン・弾いてみたベーシストの足元
きたねえボードだなこちらが僕の足元です。ここ数年はずっと固定でこのボード編成ですね。
ありがたいことに音を褒められることも多いんですが、何か特殊なことをしてるわけでもないです。僕の足元は世のベーシストの中でもかなりシンプルな方だと思います。特に高級なエフェクターや珍しいものがあるわけじゃありません。
接続はまずベース本体→チューナーときて、MXRのEQ(右下)につながり、そこから右上のSANSAMPへ、そこから歪み(黄色いBOSSのOverDrive)につながり、最後にEBSのマルコン(左端)に行きます。
OverDrive以外は常時踏みっぱなし、つまり「メインの音/歪みの音」の2種類でライブしてます。
それぞれの詳しい役割はこんな感じ↓
MXR TEN BAND EQ
まず最初に、このMXRのTEN BAND EQで帯域を調整します。
うちは歌もの系のバンドなのでボーカルと被る帯域を下げて、バスドラムと被る帯域も削って、逆にベースのメイン帯域は少し上げます。
僕のベースの音がけっこうガリガリ系なので、ハイも削ってアタックの「ジャリッ」という音が耳に痛くならないよう調整します。
ベース単体の音色作り以前に、バンドアンサンブルの中でのベースの存在感やキャラクターを調整できる10バンドEQは、自分の音作りの要になってます。
SANSAMP BASS DRIVER

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帯域を調整したら、次はこのサンズアンプで味つけします。
「SANSAMP BASS DRIVER」といえば、歪み系エフェクターとしてもベース用プリアンプとしてもド定番のエフェクターですよね。
僕は激しい歪みとしてではなく、メインの音色を作るためのエフェクターとして使ってます。音にジャリッとした鋭さが欲しいときには踏んで、マイルドな音色で演奏したい場面では解除して……という感じで使い分けます。
BOSS Bass OverDrive
音を歪ませるときに踏んでるのが「BOSS Bass OverDrive」です。こちらもベース用の歪みエフェクターとして定番ですね。
バンドの曲の中で歪みを使うことになってあわてて買ったものですが、「ごく普通の歪みエフェクター」という印象です。
ものすごい特色があるわけでもなく、そつなく働いてくれます。
EBS MULTI COMP
最後に、EBSのMULTI COMPを踏みっぱなしにしてます。
これを踏むだけで音の輪郭がパリっとなってパンチの効いたサウンドになるので、よりライブ映えした音を出すのに重宝してます。
シンプルの極みみたいなコンプレッサーですが、かけておくと音がギュッとまとまる感じがして、華やかなサウンドになるのが特徴です。
まとめ
以上、僕のエフェクターボードの機材と設定をさらしました。どシンプルなので、「そんだけかよ」と思われたかもしれませんね。
どの機材も定番中の定番ですが、それだけに使い勝手のいいものばかり揃えてるつもりです。特に10バンドEQは、他の楽器の音との兼ね合いの調整に重宝します。
僕はどっちかというと「いいベースプレイはアンプのセッティングと指先のピッキングで作るもの」派ですが、あまりエフェクター類に興味がないベーシストも、10バンドEQ、EBSマルチコンプらへんは持っておくと便利です。
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