大学生になったら、生活費や学費を稼いだり、将来や就活に向けて社会経験を積むために「アルバイト」を始める人も多いのではないでしょうか。
ですが、いざバイトを始めようとしても、「どのバイトもきつそう」「シフトに振り回されるかも」「人間関係が心配」と、不安もたくさんあると思います。
そんなアルバイトの選択肢として、個人的に「Webライター」という仕事をおすすめしたいです。
そもそもWebライターとは?仕事の内容を解説 - 怠惰ウォンテッド
どうしてWebライターが大学生におすすめなのか、現役Webライターの僕がその理由を解説・紹介していきます。
始める敷居が低い/大学生でも簡単に始められる
「ライター」なんて聞くとなんだか特別な仕事に思えるかもしれませんが、Webライターは実はものすごく敷居が低い仕事です。経歴も実績も要りません。下手すれば、普通のアルバイトより始めやすいです。
クラウドソーシングサイト(仕事の仲介サイト)に登録して、募集されてる案件の中から「初心者歓迎!」「未経験者OK!」といったものを選んで応募・契約すれば、それでもう立派なWebライターです。
単価の安い仕事なら「最低限日本語として成り立つ文章が書ければOK」という感じで、作文や感想文レベルの案件もたくさんあります。
今はこういう大手の仲介サイトも多いので、未経験ライターでも仕事は簡単に見つかります↓
アルバイトよりも自由なペースで働ける
Webライターの最大のメリットは「働く時間をものすごく自由に調整できる」という点です。
大学生のバイトに付きものな「ごめん、急だけど今日シフト出れる!?」「年末年始の休みは他のバイトさんたちと相談してね!」のような面倒ごとが一切ありません。
バイトのシフトが授業やテスト期間、サークル活動に被る、ということもありません。
基本的に、Webライターは「納期をしっかり守る」ことさえ意識すればOKで、働く時間は朝でも昼休みでも夜中でもいつでも好きなときで大丈夫です。毎日コツコツ書いてもいいし、週に数日「この日は仕事する日!」と決めて一気に書いてもいいんです。
テスト期間や旅行などでまとまった休暇が欲しいときも、数週間~1か月前くらいに「この期間は執筆をお休みさせてください」とクライアントさんに相談すればほぼ100%休めます。
「Webライター」を続けるだけで文章の技術が身につく
Webライターに求められるのは「読みやすい、分かりやすい文章を書く技術」です。そして、この「文章力」を上達させる一番の方法は「とにかく書いて書いて書きまくる」ことです。
初心者ライターとして簡単な仕事から始めて、クライアントの編集者さんから訂正やアドバイスをもらいながら書き続ければ、この「読みやすい文章を書く力」はメキメキ上達します。
この文章力は大学のレポートにも将来の書類仕事にも活かせるし、大学4年間きっちりWebライターを続けたら「大学生として学んだ専門知識」+「プロ級の文章力」を身につけた最強のWebライターが生まれます。
場合によっては、そのまま専業ライターになってもいいかもしれません。
大学生のうちに「自己責任で仕事をする」意識が身につく
アルバイト感覚のWebライターの収入は月に数千円~数万円くらいの人が多いですが、少額とはいえ、Webライターはクライアントと契約して働く立派な「フリーランス/自営業」です。
「納期は守る」「連絡への返信に時間を空け過ぎない」といった最低限の仕事マナーさえ守ればできる仕事ですが、それでも「自分の名前で、自己責任で仕事をする」という意識をもつのは、大きな成長につながります。
「大学生のうちからフリーのWebライターとして仕事をしてきた」という経験は、卒業して就職するとしても、大きく役立つのではないでしょうか。
「Webライター」は将来の副業にもぴったり/大学生のうちから副業の準備ができる
最近は、会社員の「副業解禁」が推奨され始めてますよね。これからの時代、この流れはどんどん加速していくでしょう。
会社勤めしながら副業するのが当たり前になったとき、「Webライター」というのは、最強のサブ収入源になります。
時間や場所に縛られず自分のペースでできて、書けば書くほど知識や経験が身について実績になるWebライターは、生計を立てるための仕事としてはもちろん、副業にもぴったりです。
「アルバイトがそのまま副業になる」というのは、経験が無駄にならなくて魅力的ではないでしょうか。
Webライターのここは注意
大学生のバイト感覚でできる仕事として相性のいいWebライターですが、注意点やデメリットもあります。
最初は単価が安い/バイトより時給換算が低くなることも
まずネックになるのが、Webライターを始めたての頃の「単価・報酬の安さ」です。
実績のない初心者ライターの頃は、単価の低い仕事から取り組むことになります。時給換算すると500円を切ったりすることもあって、ちょっと悲しくなるかもしれません。
仕事を重ねていくうちに単価をアップしてもらえたり、実績を積んでより条件のいい案件をとれたり、執筆スピードが上がっていくので、稼げる効率はだんだん良くなっていきます。
また、時給換算すると安くても、自分の部屋で、誰にも邪魔されず一人で働けるので、人間関係のストレスがゼロです。めんどくさいクレーマーも、嫌な先輩や上司もいません。
最初の数か月~半年はお小遣い稼ぎや修行期間だと思って取り組めば、徐々に単価は上がってきます。今の僕みたいに、時給換算して1000円以上になることも十分見込めます。
仕事が急に減る=収入が下がることも
Webライターの仕事はアルバイト契約ではなく、「業務委託契約」という契約方式です。
長期で依頼をもらえる案件に契約すればある程度安定して仕事がありますが、もし「今月までで終了でお願いします」と言われたらそこでおわりです。
そういう事態を防ぐために、2~3件くらいの契約を並行して取り組むことになると思いますが、どれかの契約が終わったら一時的に収入が下がります。バイト代込みでカツカツの生活をする人にとっては、ちょっと厳しい事態になるかもしれません。
仲介サイトには案件がたくさんあるのですぐに次は見つかるでしょうが、バイトとくらべると多少不安定にはなるでしょう。
向かない人にはとことん不向き
Webライターは「家にこもって黙々とパソコンのキーボードを打つ」というインドア型の仕事です。
なので、体を動かすのが好きな人、人と関わるのが好きな人など、向いていない人にはとことん不向きでしょう。そういう人は、接客や体力勝負のバイトの方が楽しめるかもしれません。
また、納期に間に合うよう、サボらないように自分で考えて仕事をしないといけないので、自己管理が大切な仕事になります。
一人暮らしの場合だと監視の目もなくついついサボれてしまうので、「宿題をサボっちゃう」タイプの人には不向きかもしれません。
まとめ:デメリットもあるけど、ぜひバイト代わりに「Webライター」を
注意点もありますが、基本的にはWebライターは大学生にとってメリットが大きい仕事だと思います。
「時間の融通が効くバイトないかなー」「珍しいバイトやってみたいなー」と思っている人は、「フリーのWebライターになる」という選択肢も考えてみてください。
クラウドソーシングサイトを見れば、「映画の感想・紹介を500字で:150円」のような簡単な単発仕事から取り組めます。どんな案件があるのか、一度見てみるだけでもけっこう面白いです↓