Webライターとして引き受ける案件を選ぶ際の重要なポイントになる「1記事あたりの文字数」。短いものは1記事500字以下から、大きな案件は10,000字以上まで、様々ですよね。
そして、この1記事あたりの文字数は「少ないほど簡単=稼ぎやすい」という感覚があるのではないでしょうか。
確かに、文字数が少ない案件には初心者向けのものも多く、駆け出しWebライターが仕事になれるためにはそういう案件をこなすことが有効でしょう。
ですが、それなりに仕事に慣れたWebライターにとっては、実は文字数が少ない(~1000字)案件より、ある程度の文字数(2000字程度)の案件の方が稼ぐ効率がいいことが多いです。
今回は、そんな中級者以上のWebライターに「1000字の案件より2000字の案件をおすすめしたい理由」を解説していきます。
意外と1記事あたりの執筆時間は変わらない
まずはこれ。実際にWebライターとしての執筆を経験していくと分かりますが、実は1000字と2000字くらいの差では、実際に「文章の執筆」にかかる時間というのはそこまで変わりません。
記事を書くときは「内容はどうするか・構成はどうするか・書き出しはどうするか考える→実際に書く→文章の流れはおかしくないか・テンポはいいか・誤字はないかチェックする」という過程があり、手を動かして文章を打っている時間ばかりというわけではありません。
そして、仕事における「文章入力」という物理的な作業の時間割合は、Webライターとして上達していくほどに短くなっていきます。
そうすると、1000字の記事を書く時間が「1時間」に対して、2000字の記事は「1時間20分」だったりと、単純に2倍というわけではありません。
ですが、ライティング案件の報酬は「1文字当たりの単価」がベースになっているので、文字単価1円だとすると1000字の案件は「1時間かけて1000円」になるのに対して、2000字の案件は「1時間20分で2000円」稼げることになり、効率がかなり違います。
だからこそ、サクサク執筆できるくらいの力があるWebライターには、ある程度ボリュームのある案件の方がおすすめです。
下調べや付随業務にかかる時間は変わらない
また、記事を作るのに必要なのは、文章を考えたり書いたりする作業ばかりではありません。
記事テーマについて下調べをしたり、案件の条件やテーマや構成の確認、納品、検収、修正のやり取りといった付随業務をしたりしないといけませんよね。
そういった業務は、記事の文字数が少ないからといって軽減されるわけではありません。これも考慮に入れると、仕事全体に占める「実際の執筆文字数」の負担はますます小さいものになります。
どうせ同じような調べ作業や付随業務をするなら、文字数の多い案件を受けて一気に書き上げてしまう方が、Webライターとしての稼ぎの面でも有利です。
まとめ
以上、「1000字の案件」より「2000字の案件」をおすすめしたい理由を解説しました。
Webライターとして経験を積めば積むほど、「こなしやすい・稼ぎやすい案件」は変わってきます。自分のレベルに合わせて、スムーズに気持ちよくやり取りできる案件やクライアントさんを見つけていきたいですね。