VTuberの台頭やゲームの普及で、一気に話題を集めてきた「VR」の技術。遊びから仕事まで、これからの時代に欠かせない要素として注目されてますよね。
そこで今回は、そんなVR技術への注目に合わせて作られた最新映画から、「今思えばこれってVRのことを予言してたよね」という旧作まで、「VR」が題材の映画をまとめていきます。
レディ・プレイヤー1
スティーブン・スピルバーグが手掛けた超話題作です。近未来で世界的に流行するVRゲームの世界を舞台に、主人公とその仲間たちがある「隠し要素」を見つけ出すために奮闘します。
現実の暮らしは貧しい代わりに「夢はVRの世界で叶えるもの」という風潮もあったりして、ディストピア的な要素もあるSF映画です。
そして、映画やゲーム、アニメなど、あらゆるポップカルチャーの有名キャラクターが作中にそのまま登場するのが最大の見どころ。ガンダムとメカゴジラがガチンコで戦い、HALOの兵士とストリートファイターのキャラが横に並んで進軍する世界観は、「オタク」にはたまりません。
VRによって変わる未来の姿を、一番リアルに描いた作品と言えます。
VRミッション:25
全身に装着するVRスーツを使って、「最後までクリアすれば大金をもらえる」というゲームに参加することになったゲーマーたちを描くアクション映画です。「ゲームオーバーになるとスーツが作動して本当に死ぬ」という、この手の映画ではお約束の要素も絡んできます。
けっこうB級寄りな作品ですが、いかにもFPSっぽいVR世界と「ただの真っ白な空間」でしかない現実世界の切り替わり、意外と本格的なアクションシーンなど、見るべきところも多い隠れた良作です。
はっきり「VRゲーム」の要素を取り入れた映画としてかなり先進的な作品なので、一見の価値ありです。
GAMER
「FPSゲームのように死刑囚の体を操って殺し合う」というゲームが流行している近未来を描いたSF映画です。
まだ「VR」という言葉がまったく知られていなかった2010年の作品ですが、「視覚や動きをリンクさせて自分の体のように他の体を操る」という発想は、VRゲームそのものですね。
本物の戦場で体の自由も効かず戦わされて、自分が生き残るかはプレイヤーの腕次第……という状況は悲壮感満載で、グロテスクな描写も合わさってかなりシリアスでハードボイルドなアクション映画です。
トータル・リコール
「脳に働きかけて夢のなかで旅行や冒険に"行った気分"になる」という体験が売られている近未来が描かれるSF映画。主人公はこの「夢を見る」サービスを受けることから、恐ろしい陰謀に巻き込まれていきます。
アーノルド・シュワルツェネッガーが主演したオリジナル版とコリン・ファレルが主演したリメイク版がありますが、どちらも「仮想現実=VR」的な要素が絡む作品と言えますね。
オリジナル版はレトロでカルト的なSF映画に、リメイク版はド派手な映像が見どころの正統派SFアクションに仕上がってます。
サロゲート
ブルース・ウィリス主演の近未来SF映画です。好きな見た目を設定できる人間そっくりのアバターに意識を移して、自分は家で寝ながら生活を送るのが当たり前になった世界が描かれます。
VR(仮想現実)が題材ではありませんが、「好きな容姿のアバターに意識を移して動く」という操作感は、VRゲームにかなり近いものがあるんじゃないでしょうか。
あんまりヒットしなかった作品ですが、アバター人間たちの微妙におもちゃっぽい肌質や独特の世界観は個人的には好きです。
名探偵コナン ベイカー街の亡霊
劇場版コナンシリーズの中でもけっこう人気が高い名作。意識ごとゲームの世界に入る新感覚ゲームを体験することになったコナンたちが、そのゲームも絡んだ事件に巻き込まれて命懸けのプレイをすることになります。
2002年の作品ですが、発想的にはVRに近いものがありますね。ミステリーアクションとして普通に面白いので、コナンにあんまり興味がない人でも楽しめると思います。
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まとめ
以上、がっつりVRが絡む作品から、現代のVR技術に繋がる要素を感じさせる作品まで紹介しました。
これからVRがますます発展していく中で、それに絡めた映画もどんどん増えていきそうですね。というか、10年後とかには「360°楽しめるVR映画」なんてものも生まれてるかも……
そうなると映画の概念が根本から変わりそう。それはそれで楽しみです。