アクションやサスペンスを中心に、さまざまな話題作に登場してきたスウェーデン出身の女優、ノオミ・ラパス。
今ではハリウッドの第一線で活躍する人気女優になって、個性派として注目されています。
「戦うかっこいい女性」というイメージで人気を集めてきたノオミ・ラパスの、おすすめの出演作を紹介していきます。
ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
大ヒット小説「ミレニアム」シリーズをスウェーデンで映画化した一作目。ある少女失踪事件を追うジャーナリストと謎の女の戦いが描かれます。
ノオミ・ラパスはこの作品で主人公の一人・リスベッドを演じたことで、世界的に注目されるようになりました。
シリーズは3作目まであり、まるでミステリー小説を読んでいるような重厚な内容に仕上がっています。
シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム
名探偵ホームズと相棒ワトソンの物語を、ロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウのタッグで映画化したミステリーアクション。それまでのイメージを覆す破天荒なホームズの、ぶっ飛んだ活躍が見どころです。
ノオミ・ラパスは重大事件に関わる謎の占い師マダム・シムザを演じていて、ストーリーで重要な役割を果たします。彼女にとってはこの作品がハリウッド進出作となりました。
プロメテウス
名作「エイリアン」シリーズの前日譚となるSFホラー映画。人類誕生の秘密を探るために遠い星へと旅立った調査隊が、謎の宇宙船や未知の生物、さまざまな事件に遭遇します。
ノオミ・ラパスは主人公の科学者エリザベス・ショウを演じて、一躍ハリウッド・スターの仲間入りを果たしました。「エイリアン」の主人公リプリーを彷彿とさせる、「戦う強い女性」キャラも見どころです。
吹替は剛力彩芽さんが担当して、なんともいえない演技力で賛否両論になりました。
セブン・シスターズ
人口統制のために「一人っ子」が義務づけられた近未来で、両親にひっそりと育てられた「七つ子」の主人公が戦うSF映画。ノオミ・ラパスは主人公を「一人七役」で演じています。
ディストピア的な近未来の世界観、無機質な映像も見どころのひとつですが、最大の注目ポイントはなんといっても「7つの人格を演じ分ける」というノオミ・ラパスの演技。圧倒的なキャラクター性もあって、最後まで一気に観られる異色作です。
デッドマン・ダウン
「ミレニアム」シリーズの監督のハリウッドデビュー作で、ノオミ・ラパスとの再タッグにもなったアクションサスペンス映画。とある凄腕殺し屋が、正体を知られてしまった隣人の女性の「復讐」を手伝うことになります。
ノオミ・ラパスは隣人の女性ベアトリスを演じていて、コリン・ファレル演じる主人公に負けない存在感を見せてくれます。演技力で魅せるハードボイルドな人間ドラマは、惹き込まれること間違いなしです。
クライム・ヒート
マフィアの金を預かる「裏銀行」の顔を持つ2人の男が、預かっていた大金を盗まれたことから陰謀に巻き込まれていくクライムサスペンス映画です。ノオミ・ラパスは事件に大きく関わる女性ナディアを演じています。
不穏な空気が続くシリアスなストーリーや、緊張感のある展開が見どころです。主演は「マッドマックス 怒りのデス・ロード」で有名になったトム・ハーディで、こちらも演技派として知られています。
チャイルド44 森に消えた子供たち
1930年代のソ連を舞台に、子どもの連続失踪事件をとそれを追うMGB（ソ連国家保安省）の捜査官の戦いが描かれるサスペンス映画です。事件を追う展開だけでなく、当時のソ連の閉鎖的な監視社会を描くストーリーも見どころとなっています。
ノオミ・ラパスは主人公レオの妻ライーサを演じていて、人間ドラマの面でストーリーに深く関わってきます。主演はこちらもトム・ハーディで、ノオミ・ラパスとは2作続けての共演になりました。
クロース：孤高のボディガード
大富豪の娘の警護に雇われた凄腕の女ボディーガードが、大規模な陰謀に巻き込まれていく様を描くアクション映画。ノオミ・ラパスはボディーガードの主人公役で、「戦う強い女性」のイメージを発揮しています。
リアルで泥臭い格闘戦やシビアな銃撃戦は、ヒリヒリした緊張感もあって圧倒されます。警護対象の少女と主人公の間に芽生える、奇妙な友情も見どころです。
まとめ
「強い女性」「戦う女性」のキャラクターで、大きな注目を集めてきたノオミ・ラパス。確かな演技力も合わさって、映画の中に重厚な緊張感を与えてくれる実力派女優です。
今ではハリウッドのトップスターの一人になったノオミ・ラパスの、さらなる活躍に期待が高まります。まずは、これまでの出演作をしっかりチェックしていきましょう。