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「オペレーション:レッド・シー」感想 いい意味で「中国万歳!」なエンタメ戦争大作(ネタバレあり)

オペレーション:レッド・シー(字幕版)

最近はハリウッド映画でも中国資本の作品が増えて、中国映画界からも世界レベルの大作がバンバン出てくるようになって、映画界全体で中国の存在感が増しています。さすが経済大国。

そんな中国が贈る大作のひとつで、本国ではかなりの大ヒットを記録したらしいのが、この「オペレーション:レッド・シー」です。

戦争映画といってもシリアスな感じじゃなく、「これが中国のパワーやで!」と言わんばかりのド派手アクションで魅せるエンタメ大作です。個人的にはかなり楽しめる良作でした。

 

「オペレーション:レッド・シー」あらすじ

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2018年 中国、モロッコ

監督:ダンテ・ラム

キャスト:チャン・イー、ホアン・ジンギュ、ハイ・チン、ドゥー・ジアン

 

中東のとある国で内戦が勃発し、中国海軍は自国民救出のために現地に入る。ところが、内陸部にいた一部の中国国民が逃げ遅れ、その救出のために特殊部隊「蛟竜突撃隊」の隊員たちが少数で出動することになる。

救助対象となんとか合流する隊員たちだったが、一人の中国人女性がテロリストに人質として連れ去られる。女性を救い出すため、部隊はテロリストの支配する地域に踏み入るが……

 

「オペレーション:レッド・シー」感想

とにかく派手、ひたすらド迫力

この「オペレーション:レッド・シー」、とにかく「派手」の一言に尽きます。

絶え間ない銃撃戦、冗談みたいな大爆発のオンパレード。戦争映画らしく目を覆いたくなるような凄惨なシーンもありますが、基本的には「わーすごい!」とド迫力を楽しめるアクション性重視の戦闘シーンが続きます。

撮影は中国海軍が全面協力したそうで、戦いのスケール感や艦船・兵器のリアリティはハリウッドにも引けを取りません。

銃撃戦の演出面では若干あか抜けない部分もあったりしますが、そんな細かいところは火薬の量で補ってしまえと言わんばかりに豪快なシーンの連発です。140分も尺があって、そのうちの半分以上は撃ち合ってます。

全体的に「こういう派手なシーンを見せたい」という前提が先にあって、そのシーンのために戦闘描写が組まれてるようなご都合主義な感じがありましたが、こっちはその派手なシーンに期待して映画を観てるので文句はありません。

マイケル・ベイ映画みたいな、スケールと火力で圧倒するような作品が観たいなら間違いなくお腹いっぱいになれます。

ただ、派手な銃撃や爆発の裏にあるグロ描写も凄まじいのでそこは要注意です。戦闘シーンだけでなく人体損壊シーンまで「観客をびびらせてやらぁ!」と言わんばかりに生々しいグロさ。

「プライベートライアン」を流しながらご飯を食べれる僕も引いたので、覚悟して観てください。

 

ストーリーや演出は"熱さ"重視

この映画はとにかくアクション重視なので、ストーリーはかなり直球です。「テロリストに中国国民がさらわれたから突撃して救え!以上!」です。

それに合わせて人間描写も超シンプル。隊員同士の友情が申し訳程度に描かれるくらいです。

一応ヒロインっぽい民間人女性もいたり女性兵士も登場したりしますが、彼女たちも美しさを求められてる感じじゃなく、全体的に「これは戦いの映画だ!甘さは要らん!」と言わんばかりの熱さが滲んでます。

戦争映画だからといって悲愴な雰囲気もなく、「俺たちは国と人々を守るために戦う!死んだ戦友たちのことは忘れん!」って感じ。海猿とかのノリが近いのかな。

この熱血な演出のおかげで、けっこうな犠牲者も出るけどエンタメ作品として後味よく楽しめます。

 

まとめ:中国映画の底力を見せるワールドクラスの良作だった

「これぞアクション大作だ!」と呼べる映画でした。これなら世界でも十分戦えます。まさにワールドクラスですね。

ぶっちゃけ作風は「中国ってすごい国だぞ!軍隊も強いぞ!」っていうプロパガンダ臭がぷんぷんしますが、それはハリウッド映画でもよくあるのでご愛嬌でしょう。「バトルシップ」とか「世界侵略:ロサンゼルス決戦」と一緒です。

むしろこちらとしては、大迫力のアクション映画を生み出してくれる国がアメリカ以外にも出てきたからハッピーです。「U.S.A.!U.S.A.!」だけでなく「中国軍万歳!」と叫ぶ機会が増えるのかもしれませんね。

あたらしいエンタメ映画大国の黎明期を支える大作として「オペレーション:レッド・シー」はおすすめです。

 

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