「MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)」と呼ばれる同じ世界観を軸にしたマーベル映画は、ハリウッド映画界の中でも超大人気の壮大なシリーズになっていますね。
ですが、MCUシリーズの作品以前には、それぞれのヒーローを実写化した単発のマーベル映画がたくさんありました。
最近は「マーベル映画=MCUに属する映画」という雰囲気がありますが、そんなMCUが生まれる以前の、昔のマーベル映画もたまにはふり返ってみましょう。
というわけで、「MCU以外のマーベル映画」のおすすめを紹介します。
- スパイダーマン(2002)
- ブレイド(1998)
- ハルク(2003)
- デアデビル(2003)
- ファンタスティック・フォー [超能力ユニット](2005)
- アメイジング・スパイダーマン(2012)
- まとめ:今でも単品アクション映画として見ごたえあり
スパイダーマン(2002)
これまで3人の俳優で映画化されてるスパイダーマンですが、その初代が2002年の「スパイダーマン」です。
続編も3作目「スパイダーマン3」まで製作され、「世界的に大ヒットしたマーベル映画」の最初の成功例になりました。
「悩めるヒーロー」を描く作風的にも、王道のハリウッド大作としてのアクションや映像美の面でも、今のマーベル映画の原典になった名作じゃないでしょうか。シリーズ3作どれも文句なしに面白いです。
ブレイド(1998)
半ヴァンパイアの主人公ブレイドが、夜な夜なヴァンパイアたちと戦う姿を描くダークアクションファンタジー。
かなりエグい描写が多いので年齢制限がかかってたりする、マーベル映画としてはかなり異色の作品です。ホラー要素強め。
こちらも3作目まで製作されていて、シリーズを追うごとにエグさもアクションも派手になっていきます。さらに、3作目には「デッドプール」役でおなじみライアン・レイノルズも出演してたりします。
刀をメインにしたスタイリッシュなアクションは、今観ても全く古く感じないかっこよさです。
ハルク(2003)
MCUシリーズ作品の「インクレディブル・ハルク」が作られる前、2003年に一度映画化されたのがこの「ハルク」です。
主演は「トロイ」や「ブラックホーク・ダウン」などに出演してるエリック・バナで、作風はド派手なアクション映画というより、「人間以外の存在になってしまった主人公やその恋人の苦悩」というドラマ要素がメインになっています。
重厚なヒューマンドラマとしては面白いんですが、エンタメ映画としてはそんなに受けず、キャストもストーリーもリセットされた「インクレディブル・ハルク」が作られることになりました。
デアデビル(2003)
今では監督作「アルゴ」でアカデミー作品賞を受賞した名監督としても知られるベン・アフレックが、まだ中堅俳優だったころに主演した作品です。
内容的には「普通の王道アクション映画」って感じ。評論家のレビューも興行成績も微妙で、今ではほとんど話題になりませんね。
とはいえつまらないわけではなく、むしろ今観ても普通に面白いです。面白いんですが、話題性や勢いではドラマシリーズの「デアデビル」にはかないませんね…
ファンタスティック・フォー [超能力ユニット](2005)
2015年公開の「ファンタスティック・フォー」は評価が低すぎて続編も打ち切られましたが、2005年の初代「ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]」はヒーロー映画としてめっちゃめちゃ面白い傑作です。
派手なアクションと個性豊かなキャラクターが合わさって、ワクワクする世界観に仕上がってます。
ちなみに、全身を燃え上がらせる能力を持つ「ヒューマン・トーチ」の役をキャプテン・アメリカでおなじみクリス・エヴァンスが演じてたりするので、スティーブ・ロジャースのファンも必見です。
アメイジング・スパイダーマン(2012)
スパイダーマンの映画化シリーズ第2弾です。主人公ピーターがスパイダーマンになるきっかけからリセットして描き直すリブート作になっています。
初代「スパイダーマン」3部作とはまた違った雰囲気で、アクション映画としてはよりスタイリッシュに、ストーリーは青春要素強めになった感じでしょうか。
続編も製作されていますが、3作目は「MCUに加わる新シリーズ」を作るために白紙に。ちょっとかわいそうですね…
まとめ:今でも単品アクション映画として見ごたえあり
MCUシリーズの台頭ですっかり影が薄くなってしまった旧マーベル映画たちですが、どれも単品アクション映画として今も楽しめる良作ばかりです。
MCU作品を制覇したあとは、マーベル映画の歴史を知る意味もこめて昔の作品たちを観てみるのもいいかもしれません。