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ネット発・次世代の邦楽シーンのおすすめアーティスト12選

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「アーティストがネットをきっかけに有名になる」のは、今ではすっかり当たり前になりましたね。

米津玄師やsupercell、ヒトリエといったボカロP出身アーティストがネット発の先駆者になって、最近では歌い手がシンガーソングライターとしてデビューする例が増えてます。

また、最近では初めからネットを主軸に結成されたユニットやバンドが話題になることも多くなっています。

そこで、今回は僕が個人的に「次世代の邦楽シーンの重要アーティスト」だと思ってるネット発のアーティストをピックアップしてみました。

定番のあの人からちょっとマイナー寄りのユニットまで、全12組を紹介します。

ヨルシカ

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もはや説明不要、今のネット発アーティストの代表格ですね。ボカロPとして人気を集めてきたn-bunaを中心に結成されたバンドです。

ほぼMV公開と作品リリースだけの活動ながら、YouTubeではチャンネル登録者80万人超え、アルバムがオリコントップ10入りするほどの人気を集めています。

サウンドはクリーンめなリードギターを軸にした王道のギターロックで、Vo.suisのハスキー寄りのボーカルが大人びたノスタルジーを感じさせてくれます。

ストーリー性重視の歌詞も魅力で、アルバム1枚を通してひとつの物語を過去に遡る構成になっていたりと、凝った世界観は聴きごたえたっぷりです。

ヨルシカの全ライブメンバーまとめ・解説 - 怠惰ウォンテッド

 

美波

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ネット発で配信ライブや楽曲公開を中心に活動してきた女性シンガーソングライター。こういうスタイルで活動してる人だとポップ寄りの音楽性が多いイメージですが、美波の場合はシリアスな詞世界とごっついバンドサウンドが特徴です。

声質はキャッチーでかわいい系だけど、強めのサウンドと殴りつけるような歌詞がそこに合わさることで、10代ならでは感性から来る葛藤や焦燥がむき出しで表現されてます。

アニメ「ドメスティックな彼女」のオープニング「カワキヲアメク」を担当したことでネット上での人気が爆発したので、今後ますます勢いを強めるのは間違いないでしょう。

 

秋山黄色

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ネット発で注目を集める最近のアーティストの中でも、特に異色な存在です。

活動スタイルはインターネット中心ですが、サウンドはごりっごりのオルタナティブ邦ロック。2000年前後の日本のロックバンドみたいな音楽性です。

初期衝動的な疾走感と愚直なまでにストレートな歌詞、ド直球のリズム隊とシンプルなリフが絡んで懐かしさを感じさせるのに、今の音楽シーンでもしっかり受け入れられるキャッチーさもあります。

詳しくはこちらで↓

秋山黄色はネット世代バンドマンの希望だと思った - 怠惰ウォンテッド

 

ずっと真夜中でいいのに

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突如としてYouTube上に現れて、あっというまに不動の人気を確立した謎のユニット。ボーカルのACAね以外のメンバーは一切不明という謎だらけの存在です。

大手レコード会社が主導の人工的なユニットだとは思いますが、それでも初動でこれだけの注目を集めてチャンネル登録者や再生数を伸ばしたのは、アーティストとして魅力があるからこそでしょう。

複雑なサウンドが入り乱れる楽曲はどれもマジでかっこいいです。

 

笹川真生

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ボカロP「なぎさ」や「mao sasagawa」名義で活動して主にオルタナティブロック系のファンから注目され、今では宅録系シンガーソングライター・コンポーザーとして話題を集めています。

音楽的にはドリームポップやシューゲイザー、インディーロックなんかがルーツにあるみたいで、キャッチーな売れ線ではなくても、新旧の根強いファンが多くいます。

この音楽性でこれだけ若い層からも注目集めてるのはすごいです。この人の影響で宅録インディー系の視聴者人口そのものが増えてると思う。

 

ツユ

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ボカロPやシンガーソングライターとして活動してきたぷすを中心に結成されたユニット。結成されたばかりみたいで、この曲が処女作となっています。

音楽性は超ストレートなポップロック。ヨルシカやずっと真夜中でいいのにの後に続けるキャッチーさがあります。今から次作が楽しみです。

 

Sori Sawada

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ボカロP「risou」として活動してきた男性シンガーソングライター。その音楽性はback numberに例えられることも多く、胸を締めつけるような哀しげなラブソングが魅力です。

歌詞はまるで小説を読んでいるような繊細なストーリーが綴られていて、サウンドやボーカルもスッと耳に届いてきます。

 

YUUKI MIYAKE

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ビート感の強いサウンドとダークな質感のメロディで、邦楽離れしたセンスを見せてきたボカロP「MI8K(ミヤケ)」によるソロプロジェクトです。

最近ソロ活動をスタートさせたボカロP出身アーティストだと須田景凪(バルーン)さんや神山羊(有機酸)さんが有名ですが、このYUUKI MIYAKEさんはその人たちに続くんじゃないかと思って個人的に注目してます。

 

sajou no hana

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かなりの豪華メンバーで結成された注目のバンドです。ボカロP「こんにちは谷田さん」として活動してきたキタニタツヤがメンバーの一人にいます。

とにかくキタニさんのアレンジ(編曲)がすごい。緻密に構築されたオルタナティブサウンドにsanaの繊細なボーカルがマッチして、奥行きのある音像が生まれてます。

アニメタイアップもどんどん展開されていて、今後アニソンシーンで特に大きな注目を集めていきそうです。

 

ぼっちぼろまる

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歌う宇宙人系VTuber(?)です。

見た目はイロモノな感じですが、音楽性は超正統派ギターロック。この曲なんか普通にホロっとくるメッセージソングでした。

オリジナル曲もかなりハイペースでアップされていて、最近はライブ活動も増えてるみたいで、今後の音楽系VTuberとして期待大です。

 

夕闇に誘いし漆黒の天使達

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最近勢いのあるUUUM所属のYouTuberですが、その根幹はがっつりバンドです。

ハードコア、メタルコアサウンドにコミカルな歌詞が合わさった音楽性は、マキシマムザホルモンなんかに近いでしょうか。

見た目はちょっと怖いお兄さんたちだけど、YouTuberとしてのネタ系動画を見るとふつうに面白くて好感度高まります。

 

BIN

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某ボカロPとボーカリスト、絵師によるユニット(本人たちがはっきり明言してないので名前は伏せます)。

ギターロックと歌謡ポップを混ぜ合わせたような音楽性が特徴で、少年のようなボーカルと硬質なサウンドに緊張感のあるイラストが合わさって、独特の空気があります。

一枚絵に歌詞、というシンプルなMVの処女作がいきなり100万再生を突破する鮮烈なデビューを果たしていて、これからの活動に注目です。

 

まとめ

すでに有名なアーティストからこれからが楽しみな人まで、個人的におすすめなネット発アーティストを紹介しました。

今後こういうかたちで人気を集めるアーティストは間違いなく増えていくので、テレビに出てくるようなメジャーシーンのアーティスト以外にも要注目ですね。