ライブハウスなどで大音量を聴いた後、数日くらい耳が痛くなったり聴こえづらくなったりした、という経験がある方も多いんじゃないでしょうか。
「ライブハウス難聴」とも言われる騒音性難聴は、一時的なものとはいえ、できれば避けたいですよね。「大音量がこわいからライブハウスに行きづらい」という方もいると思います。
また、ミュージシャンにとって聴力の低下が職業病になったりと、個人差はありますが「大音量を長年聴き続けることによる影響」が耳に現れることもあります。
そんなライブでの難聴がこわい人におすすめなのが「音楽鑑賞用の耳栓」です。
音楽用の耳栓・イヤープロテクターの効果
「イヤープロテクター」などと呼ばれる音楽鑑賞用の耳栓は、音の質感などをできるだけ損なわずに、耳に入る音量を下げるアイテムです。
一般的な耳栓が音そのものをシャットアウトするのに対して、イヤープロテクターはテレビのボリュームを絞ったように「音量」だけを下げてくれます。楽器の音はそのまま各パートがクリアに聴こえるし、ボーカリストの歌も聞き取れます。
耳に痛いほどの轟音が苦手な場合に使えるのはもちろん、数時間に及ぶような長丁場のライブで耳が疲れるのを防いだり、バンドマンが自分の本番前に耳のコンディションを保ちながら共演者の演奏を聴いたりしたいときにも使えます。
CRESCENDO 耳栓 ライブ用 イヤープロテクター
僕が実際に使ってるのがこれです。Amazonで売られてるイヤープロテクターの中では代表的な製品ですね。
ライブを聴く前提で作られていて、特殊なフィルターによって各パートのクリアな音質はそのままに音を19dB低減。長時間つけっぱなしでも疲れない構造になってます。
僕が買ったのは音楽鑑賞用のモデルですが、他にもドラマー向けのモデルや飛行機用、工事の作業音防止用、睡眠用、なかには銃声の軽減用まであるみたいです。
実際に耳栓を使ってみた結果
実際にこのCRESCENDOのイヤープロテクターを使った感想ですが、確かに「音量だけ下げた」と言っていいクオリティでした。
各パート何を弾いてるかしっかり分かるし、ボーカルの歌詞も聞き取れます。普通に会話もできます。耳に痛い音圧だけがしっかり低減されてます。
耳のダメージになる高音域を低減させるので生演奏のギラっとした感じは若干削がれてしまいますが、「耳に優しい」という点では間違いないでしょう。
まとめ:ライブで疲れたときのためにも耳栓を
できるだけダメージを抑えて長くライブを楽しみたいなら、こういうイヤープロテクターを常備しておくと安心です。
大音量を思いっきり楽しみたいときはそのままで、調子が悪いときや耳が痛くなってきたときはイヤープロテクターを付ける……という感じで使い分けもできます。
ライブで疲れたときの安心材料として、ひとつ持ち歩くのがおすすめです。