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【コスパ最高】低予算なのに大ヒットしたホラー映画10選

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幽霊や超常現象、殺人鬼など、ゾッとする恐怖を感じさせてくれるホラー映画。

このホラー映画、実は映画界では「低予算でもヒットが狙えるジャンル」として知られています。製作費が少なくてもクオリティ高く作れて、さらにうまく話題になれば大作並みのヒットを生み出せる"コスパ"のいいジャンルです。

そんな「低予算で大ヒットしたホラー映画」の中から、おすすめの良作を紹介していきます。

 

 

クワイエット・プレイス(1700万ドル)

「音をたてたら即死」のキャッチフレーズで話題になったパニックホラー映画。息の詰まるような緊張が走るパニック描写はもちろん、主人公一家のヒューマンドラマとしても見ごたえのある良作です。

ハリウッド映画の予算相場が3000万ドル~1億ドルくらいという中で、およそ1700万ドル(20億円弱)という少な目の予算で作られました。

その結果、興行収入は製作費の20倍以上という大ヒット作に。同じ制作会社の「トランスフォーマー」5作目が興行的にスベッたのを、この「クワイエット・プレイス」が売上の面で穴埋めしてカバーした…なんて噂もあります。

 

フッテージ(300万ドル)

フッテージ(吹替版)

フッテージ(吹替版)

 

実力派ハリウッドスターのイーサン・ホークが主演したホラー映画。ある一家が引っ越した屋敷で不気味な映像の映ったフッテージ(未編集フィルム)を見つけたことから起こる恐怖を描く、正統派オカルトホラーです。

有名ハリウッド俳優の主演作としてはかなり少なめの300万ドル(3億円強)という製作費ながら、安っぽさは全くなく、じめっとした不穏な空気が不気味さを感じさせてくれます。

興行収入は5000万ドルほどで、製作費の15倍以上のヒットになってます。

 

インシディアス(150万ドル)

インシディアス (字幕版)

インシディアス (字幕版)

 

とある家を舞台に、そこへ引っ越してきた家族を怪奇現象が襲う王道ホラー映画。「ソウ」シリーズの監督・脚本家コンビが再タッグを組んだ作品で、製作費はかなり低めながら、ホラーファンから絶賛されて1億ドル近い興行収入を叩き出しました。

暗めな雰囲気と計算された演出でビクッとさせられる正統派アメリカンホラーで、「面白い幽霊ホラーが観たい」というときはこれを選べば間違いない名作です。

 

 

ソウ(120万ドル)

ソウ (字幕版)

ソウ (字幕版)

 

ワンシチュエーションを活かしたソリッドホラーの超名作。謎の連続殺人鬼「ジグソウ」が巻き起こす事件を被害者と刑事の両方の視点から描き、緻密に組まれたシナリオと衝撃のラストで大きな話題になりました。

この作品が製作費の100倍近い大ヒットを記録したことで、「ソウ」は7作目まで続く長寿シリーズになりました。2017年にはさらなる新シリーズ「ジグソウ:ソウ・レガシー」も始まってます。

「ジグソウ:ソウ・レガシー」感想 予想以上に安定したクオリティ(ネタバレあり) - 怠惰ウォンテッド

 

パージ(300万ドル)

パージ (字幕版)

パージ (字幕版)

 

「年に一度、12時間だけあらゆる行為が合法になる」という法律が施行されたアメリカを描くパニックスリラー。こちらもイーサン・ホークの主演作です。

セキュリティの厳重な家に立てこもって死の12時間を乗り切ろうとする家族と、それを襲う暴徒集団の戦いがストーリーのメインになっていて、張り詰めた緊張感の中でのサバイバルは見ごたえがあります。

この1作目が低予算映画としては異例のヒットを記録したことで、多数の続編やドラマシリーズまで作られました。

 

ゲット・アウト(450万ドル)

ゲット・アウト(字幕版)
 

黒人青年の主人公が白人の彼女の実家にお呼ばれして遊びにいったところ、白人だらけの親戚一同に囲まれて不穏な「おもてなし」を受けることになって……というホラーコメディ映画。

得体のしれない雰囲気にゾクッとさせられるのはもちろん、予想の裏をかく衝撃のストーリーに驚かされます。そしてシュールな演出によって、恐いのにどこか笑えてしまうのもポイントです。

製作費450万ドルという低予算ながら、優れたシナリオや演出、さらに見た目のインパクトもあって2017年トップレベルの話題作に。およそ50倍の興行収入を記録したうえに、アカデミー賞脚本賞も授賞しました。

 

 

ドント・ブリーズ(990万ドル)

ドント・ブリーズ (吹替版)

ドント・ブリーズ (吹替版)

 

元祖「音をたてたら死」の映画。盲目の老人の家に泥棒目的で侵入した若者たちが、元軍人で耳が聴こえずとも圧倒的な戦闘力をもつ老人に逆に襲われていき、さらに老人の家に隠された恐ろしい秘密に触れていきます。

舞台はほぼ老人の一軒家のみ、というミニマルな低予算映画ながら、「命懸けの目隠し鬼ごっこ」というナイスなシチュエーションと秀逸な脚本ですさまじいスリルが感じられる名作です。

 

REC/レック(200万ドル)

REC/レック (字幕版)

REC/レック (字幕版)

 

消防士への密着取材中に通報先のアパートに入った撮影クルーたちが、アパート内に発生した謎のゾンビウイルス感染に襲われ、住人たちとともにサバイバルをくり広げる…というゾンビホラー。全編がテレビカメラの目線で描かれるPOV(主観映像)作品です。

一人称視点ならではの圧倒的な臨場感と、薄暗くて先の見えないアパート内の組み合わせがとにかく秀逸。廊下の角や暗がりから血みどろで飛び出してくる感染者たちが半端なく恐いです。

自分までアパート内に閉じ込められたかのような気分になれる、インパクト抜群のお化け屋敷ホラーに仕上がってます。

 

パラノーマル・アクティビティ(1万5000ドル)

ホラー映画界でも群を抜いて低予算で話題になった作品。その製作費はわずか「1万5000ドル(150万円くらい)」で、監督の貯金と個人機材、自宅を使って撮影されました。

内容は「家の中で怪奇現象が起きてることを不審に思ったカップルが、室内に監視カメラを設置したところ、そこに恐るべきものが映っていた…」というもの。画質の低い固定カメラならではのリアリティが魅力の個性派ホラーです。

興行収入は2億ドル近くで、「製作費と収入の差が最も大きい映画」としてギネスに登録されてるんだとか。

ファウンド(8000ドル)

FOUND ファウンド [DVD]

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「パラノーマル・アクティビティ」のさらに上(下?)を行く低予算映画。製作費はなんと8000ドル(80万円ちょっと)です。

映像的には安っぽいところがありながらも、「優しいお兄ちゃんが実は殺人鬼でした」というショッキングな内容をじっくり見せるストーリーは秀逸。歪な兄弟愛が恐ろしい事態を招いていく展開は、背筋が寒くなります。

さらに、「殺人鬼のお兄ちゃんより理不尽で身勝手な周りの大人の方が怪物じゃね?」という、意外と考えさせる要素があるのも見どころ。

ほとんど手作りの自主映画ながら世界の映画祭で高く評価された、隠れた良作です。

 

 

まとめ

「低予算=安っぽい、くだらない」なんてことは全くなく、結局は「演出センスと上質な脚本があれば面白い作品は作れる」と分かります。

そういう映画作りの真理がより表れやすいのが、「恐怖」という感情にダイレクトに訴えかけるホラー映画なんじゃないでしょうか。

王道をじっくり丁寧に描く正統派ホラーから、ひとひねり効いた異色作まで、低予算ホラー映画の世界に浸ってみてください。

 

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