ハリウッドのコメディスターといえばジム・キャリーやエディ・マーフィーなんかが有名ですが、そこに並ぶレベルで活躍しているのがベン・スティラーです。日本では「ナイト ミュージアム」の主演で有名でしょうか。
どちらかというとちょっと下ネタ多めで刺激的なコメディ作品への出演が多いベン・スティラーですが、本人のコミカルなキャラクターも合わさってその出演作は良作ぞろいです。おすすめ作品をまとめて紹介していきます。
ペントハウス
高級マンションの最上階の部屋(ペントハウス)に住む悪徳大富豪への復讐のために、「警備の固いペントハウスに侵入して大金を盗み出す」という難しいミッションに挑む男たちを描くコメディサスペンスです。
クセの強いキャラクターたちによるちょっとグダグダな強奪劇、FBIまで絡む意外と本格サスペンスな展開など、映像的にもストーリー的にもパンチが効いていて楽しめます。
痛快で王道な良作コメディ映画です。
ミート・ザ・ペアレンツ
「恋人のパパに挨拶」という誰もが緊張するシチュエーションをテーマにした大ヒットコメディ映画。ベン・スティラーが世界的に知られる俳優になった出世作でもあります。
主人公が挨拶しにいく元CIAのパパをロバート・デ・ニーロが演じ、CIA時代の技術を駆使して「将来の義理の息子」を試そうとするパパと主人公の笑える攻防が描かれます。
この一作目の大ヒットをきっかけに、3作目まで続く人気シリーズになりました。
エイリアン バスターズ
閑静な住宅街にエイリアンの侵略の手が迫る中、街の異変に気づいた地元の「コストコ」エリアマネージャーの主人公がご近所の仲間とエイリアンに立ち向かうアクションコメディ。
強烈な下ネタやエイリアンたちとの容赦なくエグい死闘、やたらとスタイリッシュで派手なアクションなど、終始パンチが効いていて不健全な笑いを見せてくれます。
頭を空っぽにして観れる(むしろ真面目な頭じゃ観てられない)おバカコメディとしておすすめです。
トロピック・サンダー/史上最低の作戦
戦争映画のロケのために東南アジアの密林を訪れた俳優たちが、知らない間に本当の紛争に巻き込まれていく…というかなりブラックなアクションコメディです。
ベン・スティラー以外にもジャック・ブラックやロバート・ダウニー・Jr(「アイアンマン」の人)、マシュー・マコノヒーなど実力派ハリウッドスターが出演してます。
さらに、ハゲでメタボでいじわるな映画プロデューサー役で特殊メイクをしたトム・クルーズが登場したりと、超豪華キャストが見どころです。
映画の内容も皮肉の効いた不謹慎なジョークが全開で、アメリカンなお下劣コメディのお手本のような名作です。
ドッジボール
競技ドッジボールをテーマにしたスポーツコメディ映画。ベン・スティラーとよく共演するヴィンス・ヴォーン主演で、スティラーもメインキャストの一人です。
潰れかけスポーツジムのへっぽこメンバーが凄腕トレーナーの指導で少しずつ強くなっていく流れは意外とスポーツものとしても楽しめて、超ハイペースで挟まれるしょーーもないギャグに爆笑させられます。
ばかばかしい笑いでストレスを発散したいなら間違いない、隠れた名作です。
ズーランダー
頭がパーなカリスマファッションモデルの主人公・ズーランダーが、ファッション業界の裏にはびこる陰謀や争いに巻き込まれていくコメディ映画。主演のベン・スティラー以外にも、当時まだ若手だったオーウェン・ウィルソンやミラ・ジョヴォヴィッチが出演してます。
ばかばかしいコメディとして笑えるのはもちろん、アメリカのエンタメ界のスターが大勢カメオ出演してるのが見どころで、デヴィッド・ボウイやレニー・クラヴィッツ、パリス・ヒルトン、ドナルド・トランプといった大物が登場します。
LIFE!
こちらはわりと真面目なヒューマンドラマ映画。コミカルなだけじゃない、演技派俳優としてのベン・スティラーの姿が観られます。
ストーリーは、世界のさまざまな風景をあつかうフォト雑誌「LIFE」の編集者である主人公が、重要な撮影フィルム回収のために担当カメラマンを探して世界中を飛び回る、というもの。
それまで平凡な人生を送ってきた主人公が世界の風景に触れてだんだん行動的で前向きになっていく変化が鮮やかで、観た後に自分も新しい一歩を踏み出したくなるような傑作です。
まとめ
コメディだけじゃなく、実は色んなジャンルの作品でばりばり演技をこなせるベン・スティラー。「ナイト ミュージアム」シリーズが大ヒットしたのも、主演の彼の存在感やキャラクターがあってこそでしょう。
そんな「ベン・スティラー」の出演作は、観ていて明るい気分になれるような作品ばかりです。笑ってリフレッシュしたいとき、ストレスを発散して前向きになりたいときに観てみてください。