ロックバンドの中でも「ベース」というのはちょっと独特なポジションで、ベーシストは「渋い」「色気がある」「個性的」など、変わった評価を受けることが多いです。
なかでも「女性ベーシスト」はまた独自の魅力があって、立ち姿の面でも演奏テクニックの面でもクール&ビューティーなプレイヤーたちが注目されてきました。
そんな女性ベーシストの中から日本人プレイヤーにフォーカスをあてて、個人的におすすめの人たちを紹介します。
他でも紹介されてる超有名どころはあえて外して、なるべくマイナー寄りでいきます。
- 藤原美咲(そこに鳴る)
- コシミズカヨ(ex.FINLANDS)
- 三好春奈(ex.HaKU)
- ヒロミ・ヒロヒロ(tricot)
- やまもとひかる
- はるちん
- ふぁみ。/Fami。
- 藤田(ネクライトーキー/コンテンポラリーな生活)
- 【番外編】H.J.Freaks ※閲覧注意
- まとめ
藤原美咲(そこに鳴る)
ポスト凛として時雨的なオルタナティブロックバンド、そこに鳴るのベースボーカル。ゴリッゴリのピック弾きで重低音をかき鳴らしながらツインボーカルの一翼を担うというスタイルが超かっこいいです。
YouTube上では「本人が弾いてみた」動画を上げてあったり、「そこに鳴る軽音部」としてバンドアレンジカバーを上げてあったりといろんな形でプレイングを見せてくれてます。
でかくて強い音のベーシストが好きなら必見。
コシミズカヨ(ex.FINLANDS)
ちょっと前に脱退してしまいましたが、FINLANDSのベーシストです。
プレイスタイルはとにかく「綺麗」。聴いていてめちゃくちゃ気持ちいベースラインを響かせてくれます。歌と絶妙なバランスで絡み合って、アンサンブルにしっかり絡みついて、スムーズにスッと疾走してくれます。
「これぞ歌ものベース」という王道のサウンドが魅力です。
三好春奈(ex.HaKU)
2016年に解散したロックバンドHaKUのベースコーラス/ボーカル。この人のプレイングも歌とアンサンブルの中で活きる「歌うベースライン」が印象的で、地に足を着いてうねるフレーズが気持ちいいです。
踊るように体を揺らしてベースを弾く演奏スタイルも色気があって、絵的にも華があります。
ヒロミ・ヒロヒロ(tricot)
ジャパニーズポストロックの至宝、tricotのベーシスト。今回紹介する人の中では一番有名かもしれません。
小柄な体格をものともせず自分の胴体ほどもあるベースをゴリゴリ弾き鳴らす姿がかっこいいです。
ぶっとい低音で楽曲の土台を支えつつも攻撃的な印象もあって、動き回る派手なライブパフォーマンスと合わさって「攻めのベーシスト」を体現してます。
やまもとひかる
いわゆる「弾いてみた」系ベーシストです。歌って弾ける系プレイヤー。そして可愛いかっこいい。はい最強。
モデル的な美貌からくり出される美声が印象的ですがそのサウンドはかなりゴツくてパンチが効いていて、ベーシストとしての実力の高さもまざまざと見せつけられます。
他のベースカバー動画はNothing's Curved In Stoneとかストレイテナーとか渋くて強い選曲も多く、ひなっち的なベースヒーローとしての存在感があります。
はるちん
こちらも弾いてみた系ベーシスト。体格的に細身の男の人かな?とも思いますが演奏がかっこいいので紹介します。
弾き姿のフォームがめちゃくちゃ綺麗ですね。いっさい無駄のない運指とスラップさばきからくり出されるギラっとして攻撃的なサウンドが超素敵です。
今はもう活動されてないみたいですが、過去動画を見てるだけで存分に楽しめます。
ふぁみ。/Fami。
またまた弾いてみた系ベーシスト。凄まじい勢いでチャンネル登録者を伸ばしていて、今いちばん勢いのある弾いてみた奏者の一人になっています。
現役高校生らしいんですが、恐るべきスーパー演奏力ですね。超絶スラップから高速タッピングからゴリゴリのルート弾きまで、どれも圧倒的なベースヒーローっぷりです。「魅せるベース」として最高なので聴いてみて。
藤田(ネクライトーキー/コンテンポラリーな生活)
次の邦楽ロックシーンの大ヒット候補筆頭、ネクライトーキーのベーシスト。ここのギタリストでボカロPとしても人気の朝日(石風呂)さんがギタボを務める「コンテンポラリーな生活」でもベースを弾いてます。
水平にベースを構えるスタイルからの多彩なアプローチが魅力で、バチっとしたスラップからウネウネとした指弾きのベースラインまで色んな聴きごたえが楽しめます。
キャッチー寄り・ポップ寄りのバンドの世界観の中で、鋭くクールにたたずむ姿も素敵です。
【番外編】H.J.Freaks ※閲覧注意
この人はベーシストの間では超有名ですね。
サムネだけ見ると可愛い女の子だけどよく見たらジャッキー・チェンみたいな顔のおじさん奏者。だけど演奏は凄いのでここで紹介します。
韓国のフュージョン系のガチプロベーシストらしく、スラップ主体の演奏は冗談みたいなバカテクがさく裂してて聴き惚れます。
ただしパフォーマンスがえぐい。普通に閲覧注意です。よくYouTubeからアウト食らわないな。人によっては生理的に受け付けないと思うので覚悟して見てください。
まとめ
以上、個人的におすすめの女性ベーシストでした。
歌ものにマッチする温かみのあるサウンドからゴリゴリのピック弾きまでそれぞれ個性豊かで、みんなかっこいいです。
ベース好きな人ならぜひチェックしてみてください。