アクション映画において「銃撃戦」は見せ場のひとつです。そんな銃撃戦が見どころのガンアクション映画のおすすめ作品を、有名な傑作から隠れた名作まで紹介します。
どれも僕が実際に観て厳選しました。現実ではありえないぶっとび系から、緊張感あふれるリアル志向のものまで揃えてます。
- 元祖「ぶっとび銃撃戦」:ウォンテッド
- 2010年代ガンアクションの決定版:ジョン・ウィック
- 銃撃戦のためだけにある映画:シューテム・アップ!
- もっと知られるべき傑作:ガーディアン
- 中国発の壮絶な戦争アクション:オペレーション:レッド・シー
- シリアスな銃撃戦が見どころの名作:ブラックホーク・ダウン
- 実話をもとにした戦争映画:ローン・サバイバー
- カルト的人気を誇る異色の銃撃アクション:リベリオン
- 現代に蘇る西部劇アクション:マグニフィセント・セブン
- 「独立戦争」時代の銃撃戦:パトリオット
- アクション俳優大宴会:エクスペンダブルズ2
- 「美しい銃撃戦」が見どころ:ザ・バンク 堕ちた巨像
- 「トランスフォーマー」監督が贈る戦争アクション:13時間 ベンガジの秘密の兵士
- 不毛な銃撃戦が生むブラックな笑い:フリー・ファイヤー
- フランス発の刑事アクション:ザ・スクワッド
- ハードボイルドな作風が魅力:アサルト13 要塞警察
- 名優W主演で贈るガンアクションの傑作:フェイス/オフ
- はじけた設定とシリアスなアクション:エンド・オブ・ホワイトハウス
- パパVS犯罪組織:96時間
- 名作シリーズ随一の派手アクション映画:ダイ・ハード4.0
- まとめ
元祖「ぶっとび銃撃戦」:ウォンテッド
アンジェリーナ・ジョリーとジェームズ・マカヴォイのタッグで贈る超ぶっとびガンアクション映画。平凡な会社員だった青年が、殺し屋としての才能に目覚めていくストーリーが描かれます。
「銃を振りながら撃って弾丸をカーブさせる」「銃弾で銃弾を撃ち落とす」「数十km先からの狙撃」など、現実じゃあり得ない銃撃アクションの数々が最大の見どころ。
主人公の吹替を演じるDAIGOがどう聞いてもそのまんまDAIGOなのも注目ポイントです。
「ウォンテッド」感想 銃弾がカーブしたっていいじゃない(ネタバレあり) - 怠惰ウォンテッド
2010年代ガンアクションの決定版:ジョン・ウィック
2010年代で最もホットなガンアクション映画シリーズの1作目。裏社会から引退した凄腕の元殺し屋が、亡き妻の形見である犬をマフィアに殺されたことで壮絶な復讐に身を投じていきます。
キアヌ・リーブス演じる主人公ジョン・ウィックの止まることない復讐アクションが見どころで、絶え間なくくり広げられるスマートな銃撃戦は圧巻です。たった一人でマフィアを丸々ひとつ壊滅させていきます。
続く続編「ジョン・ウィック:チャプター2」や3作目「ジョン・ウィック:パラベラム」ではさらに進化したアクションが観られるので、スタイリッシュな銃撃戦が観たいなら要チェックです。
「ジョン・ウィック:チャプター2」感想 ダイナミック殺し屋合戦 - 怠惰ウォンテッド
銃撃戦のためだけにある映画:シューテム・アップ!
銃撃戦にはじまり、銃撃戦に終わる。そんな映画です。
「かっこいい銃撃戦を撮る」ために作られたような映画で、ストーリーはあくまで銃撃戦を展開するための添え物。主人公がひたすら銃をぶっ放して戦い続けるのを楽しむだけの内容となってます。
難しいことは一切考えず、頭を空っぽにして、「凄い銃撃アクションの映像集」くらいのつもりで観ましょう。
もっと知られるべき傑作:ガーディアン
ブラッド・ピットの「イングロリアス・バスターズ」などにも出演したドイツ人俳優、ティル・シュヴァイガーが主演のドイツ映画。
ある大物実業家の犯罪の証人になった少女を消そうと暗殺者が迫りくる中で、主人公の刑事が少女を守るために奮闘します。
巧みな構図やスローモーションなどの演出で描かれる銃撃戦が異常なほどのハイクオリティで、もはや「芸術」と呼んでもいいほどの撃ち合いが観られる作品です。
派手でクールなガンアクションが好きなら、この作品を観ないなんてもったいなさすぎます。
中国発の壮絶な戦争アクション:オペレーション:レッド・シー
紛争地帯に取り残された中国人を救うために、現地の奥深くに突入した中国軍特殊部隊の戦いを描く戦争アクション映画。
ハリウッド顔負けのド派手な銃撃戦が見どころで、特に後半の数十分に及ぶ激しい撃ち合いは、映画としての迫力はもちろん、戦争の生々しい残酷さも感じさせてくれます。
戦争映画らしく、かなり悲惨でグロテスクな描写もあるので要注意。
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シリアスな銃撃戦が見どころの名作:ブラックホーク・ダウン
ソマリア内戦における米軍の実際の作戦を描いた戦争映画。圧倒的にリアルな戦闘シーンが特徴で、まるで観ているこちらまで戦場のど真ん中に放り出されたような緊張感が続く名作です。
敵だらけの市街地でひたすら退却戦をくり広げる1時間以上もの戦闘シーンは、観ているだけで息がつまります。
ちなみに、のちに大物俳優になった当時の若手が多く出演した作品でもあります。
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実話をもとにした戦争映画:ローン・サバイバー
こちらも実話をもとにした戦争映画。たった4人でタリバン勢力化の奥深くに潜入した特殊部隊が、100人以上もの敵部隊に襲われて孤軍奮闘する様が描かれます。
敵に見つかってからの「撃って、退いて、また撃って、退いて」をくり返していく銃撃戦シーンは息継ぎの間もないほどシリアスで、多勢に無勢でどんどん追いつめられてボロボロになっていく隊員たちに思わず目を逸らしたくなります。
主演は「テッド」などで知られるマーク・ウォールバーグです。
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カルト的人気を誇る異色の銃撃アクション:リベリオン
「ダークナイト」などで知られるクリスチャン・ベール主演作。近未来を舞台に、「感情を持つことを禁止された社会」が描かれます。
主人公たち「クラリック」と呼ばれる捜査官たちのガンアクションが独特で、銃撃と格闘術を組み合わせた「ガン=カタ」と呼ばれるスタイルが中二病的なかっこよさを感じさせます。
今でも一部の洋画ファンからカルト的人気を誇り、「ガン=カタ」アクションは後世のアクション映画にも影響を与えて「ジョン・ウィック」などにも取り入れられました。
現代に蘇る西部劇アクション:マグニフィセント・セブン
名作西部劇「荒野の七人」を、デンゼル・ワシントンやクリス・プラット、イ・ビョンホン、イーサン・ホークといった豪華キャストでリメイクしたガンアクション映画。
「西部劇」というちょっと古臭いイメージを覆す、現代的でスタイリッシュなアクションが最大の見どころです。これを観れば「西部劇かっこいい!ガンマンかっけえ!」となること間違いなし。
「独立戦争」時代の銃撃戦:パトリオット
メル・ギブソン主演で、アメリカ独立戦争を戦う民兵たちを描いた歴史アクション大作。まだ横一列に並んで単発式の銃を一斉射撃してた頃の、昔の銃撃戦が観られる珍しい映画です。
アクション映画としての見ごたえも十分で、「銃ごとに一発しか装填できない」という縛りの中での、陣形や奇襲を駆使した民兵たちの戦いはスリリングです。
アクション俳優大宴会:エクスペンダブルズ2
ハリウッドを代表するアクションスターが一挙集結した宴会お祭り大作。
シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ブルース・ウィリス、チャック・ノリスなど、往年の大スターが出演してます。
さらに、ジェイソン・ステイサムやジェット・リー、リアム・ヘムズワースなど現代の実力派アクション俳優も大集結。一人でも大作の主演を張れる俳優が集まった、アクション映画ファンにとっては夢のような作品です。
ストーリーの整合性よりもド派手なアクションを盛り込むことを重視した作品で、「ランボーとターミネーターとダイ・ハードの主演が3人並んで銃をぶっ放す」なんて構図が観られるのは世界でもこの作品だけです。
「美しい銃撃戦」が見どころ:ザ・バンク 堕ちた巨像
巨大銀行の裏に隠された陰謀を探る、刑事たちの奮闘を描いたクライムサスペンス。
内容的にはサスペンス要素がメインですが、銀行の陰謀を隠そうと迫りくる武装集団との戦いも大きな見どころのひとつです。
特に中盤、ドイツのグッゲンハイム美術館での銃撃戦は「美しい」と言ってもいい名シーンで、円形の吹き抜けロビーをらせん状に昇る通路での撃ち合いは、アクション演出として斬新で見ごたえ抜群です。
ガンアクション映画ファンなら、このシーンのためにこの映画を観る価値ありです。
「トランスフォーマー」監督が贈る戦争アクション:13時間 ベンガジの秘密の兵士
リビアのアメリカ領事館が武装勢力に襲撃される中、近くで唯一動ける部隊だったCIA付きの警護部隊が決死の救出戦に臨むのを描いたアクション映画。実話に基づくお話です。
監督が「トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイということもあって、その戦闘シーンはとにかくド派手。度肝を抜くような大爆発や嵐のような銃撃戦が巻き起こります。
戦争映画らしくショッキングな人体破壊もあって、かなり過激でエグい作品です。
不毛な銃撃戦が生むブラックな笑い:フリー・ファイヤー
ギャングと武器商人の取引の最中に、ちょっとしたアクシデントから泥沼の銃撃戦が発生してしまうアクション映画。
うっかりミスから何となく撃ち合いになだれ込み、誰も得しないのにズルズルそれが続いてしまうという展開が、不謹慎だけど笑ってしまうブラックユーモアを生んでます。
主演は「キャプテン・マーベル」でおなじみブリ―・ラーソンで、他にもアーミー・ハマーやキリアン・マーフィー、シャールト・コプリーといった実力派が出演しました。
フランス発の刑事アクション:ザ・スクワッド
ジャン・レノが主演したフランスの刑事アクション映画。
アウトローなベテラン刑事をリーダーとしたチームが、武装強盗事件に立ち向かう姿が描かれます。
かなり力の入った銃撃戦が展開される作品で、特に白昼の市街地でくり広げられる撃ち合いは「ヒート」などの名作アクション映画を彷彿とさせます。
ハードボイルドな作風が魅力:アサルト13 要塞警察
裏社会の大物を一時的に拘留することになった警察署に、そいつを口封じするための謎の武装勢力が迫ってくる中で、警察官と囚人たちが協力して立ち向かうクライムアクション映画。
甘さ一切なしのかなりハードボイルドな作品で、容赦のない銃撃戦が展開されます。渋いガンアクション映画が観たいならおすすめです。
名優W主演で贈るガンアクションの傑作:フェイス/オフ
1990年代の大スター、ニコラス・ケイジとジョン・トラボルタがW主演したクライムアクション。ベテラン刑事とマフィアの大物が手術で「顔を入れ替えた」ことから起こる事件が描かれます。
監督が香港出身の巨匠ジョン・ウーということもあって、重厚で大迫力の銃撃戦シーンも見どころのひとつ。さらに、主演2人の存在感ばつぐんの怪演も凄まじいです。
はじけた設定とシリアスなアクション:エンド・オブ・ホワイトハウス
「北朝鮮の武装集団がホワイトハウスを占領する」というちょっとあり得ない設定と、シリアスでハードな銃撃戦アクションが見どころの超大作。
序盤のホワイトハウス占領シーンは半端ないド迫力で、その後のホワイトハウス内での戦いは「ダイ・ハード」を彷彿とさせます。
続編「エンド・オブ・キングダム」「エンド・オブ・ステイツ」もあるので、そちらも必見です。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」感想 真面目なふりしてツッコミどころ満載 - 怠惰ウォンテッド
パパVS犯罪組織:96時間
娘を人身売買組織にさらわれた元CIAエージェントのパパが、たった一人で娘の奪還に挑むハイスピードアクション映画。
リーアム・ニーソン演じる主人公がまさに「最強」で、娘のために犯罪組織を丸ごと壊滅させる勢いで進撃します。怒涛の銃撃戦と追跡劇で悪人どもをなぎ倒していくストーリーが痛快で、文句なしに楽しめるガンアクション映画の名作です。
名作シリーズ随一の派手アクション映画:ダイ・ハード4.0
アクション映画の超名作「ダイ・ハード」シリーズの4作目。個人的に、現代的なアクション描写とストーリーの面白さのバランスが一番丁度いい作品だと思います。
最初から最後まで派手な銃撃戦が盛りだくさんで、「生身のおじさんVSヘリ」「トラックVS戦闘機」みたいに斬新すぎるシチュエーションの戦いも見どころです。
まとめ
個人的に自信をもっておすすめできる良作ガンアクション映画を、一挙20作紹介しました。
ひたすらド派手な銃撃戦が観られるもの、まるで本当の撃ち合いのようにシリアスでリアルなもの、思わず笑っちゃうほどぶっ飛んだものまで、バラエティ豊かな作品を選びました。
いいガンアクションが観たいときは、ぜひ参考にしてみてください。