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「ブック・オブ・モンスターズ」感想 古き良きB級ホラーの秀作(ネタバレなし)

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ゲオ先行レンタル作品って、「駄作というほどじゃないけど良作と言えるほどでもない」くらいの凡庸な作品が多いイメージです。

その中で、この「ブック・オブ・モンスターズ」は珍しく大当たりの作品でした。

どこの80年代だよって言いたくなるドロドロなB級ホラーのテイストで、元気いっぱいのオカルトモンスター大暴れを見せてくれて、一周まわって笑えるほどぶっ飛んだインパクトがありました。

あくまで「B級ホラーのファンが好きなら」という前提ですが、イチオシしたい良作です。詳しくレビューしていきます。

 

「ブック・オブ・モンスターズ」あらすじ

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2018年 アメリカ

監督:スチュワート・スパーク

キャスト:リンジー・レイン、ミカエラ・ロングデン、リジー・スタントン、ダニエル・トラキア

 

女子高生のソフィーは、18歳の誕生日に友達の協力を受けて、自宅で派手なバースデーパーティーを開くことになる。

パーティーは高校の同級生が集まって大騒ぎに発展していくが、そこに現れた謎の女がソフィーの家に伝わる魔術書を開き、邪悪なモンスターを呼び出してしまう。

モンスターはパーティー参加者に次々に襲いかかっていき……

 

「ブック・オブ・モンスターズ」」感想

安っぽいテイストが逆にナイス

どこからどう見ても完膚なきまでにB級なホラーコメディ映画でした。ここまで突き抜けてるともはや惚れ惚れしますね。

牛骸骨ダーク獅子舞みたいなモンスターとか、動く小人人形とか、わざとらしくペストマスク被って刃物持ったサイコキラーとか、ちょっと凝ったハロウィンのコスプレみたいな敵が盛りだくさん。

どう見ても中に人間が入ってる牛骸骨モンスターが若者たちを次々に襲って、マネキン丸出しの手足や頭がポンポン飛び散るパニックシーンはもはやギャグです。

ですが、その作り物丸出しなグチャドロ描写を全力でやってくれるからこそ、逆にそれが独特の"味"になって楽しめます。「派手に盛り上がるB級ホラーを作るぞ!」という作り手の気概が見えました。

尺も80分と短いし、「パーティーの参加者全員+通報で駆けつける警官」と犠牲者の頭数には困らないので、ダレることなくハイペースでパニックシーンが続くのも見どころ。

ストーリー的にはシリアスなサバイバルホラーなのに、このチープさのおかげで一周まわってコメディとしても観られるのが嬉しいですね。

 

登場人物も濃いキャラのオンパレード

この手のホラーパニックコメディでは「人間味のあるキャラクター」も重要なポイントですが、その点でもこの「ブック・オブ・モンスターズ」は大合格です。

とにかくどの登場人物もやたらとキャラが濃い。一見ギャルだけど実は優しい親友とか、唐突に表れる美魔女とか、どう見ても30代のおばさんにしか見えない同級生のいじめっ子とか。

友達が悪ふざけで呼んだマッチョの男性ストリッ〇ーがそのままメインキャストとして出ずっぱりなのも笑えました。さらに、警察がとんでもなく無能なクソザコなのもお約束ですね。

そして主演の女の子も、こういうB級ホラーの定番として「素朴で心優しい美少女」キャラでよかったです。メアリー・エリザベス・ウィンステッドをひとまわり太らせたような感じ。ちゃんとスクリーム・クイーンしてました。

 

まとめ:良質なホラーコメディとしてたくさんの人に観てほしい

低予算丸出しのB級ホラーですが、だからこそ80年代のゴアゴアなホラー映画のような突き抜けた勢いがあって好きでした。

どう考えても一般受けする作品ではないでしょうが、ホラーマニア向けの珍作としてはめちゃめちゃおすすめです。

これは良質なホラーコメディとしてたくさんの人に知られてほしいですね。

 

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