ハリウッドスターを親に持ち、自身もハリウッドで活躍して話題を集める多くの二世俳優たち。
その中でも特に人気の高い俳優の一人が、巨匠クリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッドです。
話題作への出演が続いて評価も上々。最近は主演クラスの役を演じることも多く、「二世俳優」という枠を超えて、今のハリウッドを代表する若手実力派の一人になっています。
そんなスコット・イーストウッドのおすすめ出演作を見ていきましょう。
ワイルド・スピード ICE BREAK
洋画ファンの間でスコット・イーストウッド人気が高まった出世作のひとつ。大人気カーアクションシリーズ第8作目です。
スコット・イーストウッドは謎の政府組織の役人ミスター・ノーバディの部下であるリトル・ノーバディを演じ、お堅いのにどこか頼りない三枚目キャラとしてストーリーの癒しに。
一方で後半では派手なアクションを見せて活躍するなど、豪華キャストが並ぶ大作の中でもしっかり爪痕を残しました。
パシフィック・リム: アップライジング
巨大ロボットと怪獣の戦いを描くSFアクション大作の第2弾。スコット・イーストウッドはジョン・ボイエガ演じる主人公と因縁がありながらも共闘するライバルとして、準主役のポジションを演じてます。
男らしいスコットの雰囲気と王道のイケメンキャラがうまくマッチして、お手本のような「ハリウッド大作のヒーロー」像を見せてくれました。
個人的に、彼はこういうベタな男前キャラの方が似合うと思います。
スクランブル
大物ギャングに目をつけられた凄腕の車泥棒2人組が、身の安全と引き換えに「1週間でフェラーリ・250GTOを盗み出す」という困難なミッションに挑むことになるアクションサスペンス映画。
スコット・イーストウッドは主人公の一人アンドリュー役で、堂々の主演を務めました。
ストーリー的にはあっさり目ですがカーアクションの見ごたえは確かなクオリティなので、特に「ワイルド・スピード ICE BREAK」からスコットを知った人におすすめです。
ロンゲスト・ライド
「きみに読む物語」「セイフ・ヘイヴン」などで知られる小説家ニコラス・スパークスの映画化作品のひとつ。
2つの時代の2組のカップルを描くラブロマンスで、スコット・イーストウッドは主人公のルーク役で出演。それまで端役が多かったスコットにとって、初の話題作への主演になりました。
批評家からの評価はいまいちでしたが観客からは高評価を集めていて、甘く切ないラブロマンスが好きな人なら楽しめる良作です。
スーサイド・スクワッド
アメコミの世界の「悪役」にスポットを当てたダークヒーロー映画として話題を集めた作品。
ウィル・スミスのような大スターからアクション自慢の実力派俳優までキャストが超豪華なので影が薄くなりがちですが、スコット・イーストウッドもしっかりメインキャストの一人として出演してます。
すごい顔ぶれと一緒にスコット・イーストウッドを観れる作品としておすすめ。
(番外編)父親たちの星条旗
キャリア初期は本名の「スコット・リーヴス」名義で活動していたスコット・イーストウッド。父であるクリント・イーストウッド作品でも一俳優としてオーディションを受けていたそうで、いくつかの作品には端役として出演が叶っています。
この「父親たちの星条旗」もそんな出演作のひとつ。ほとんどエキストラも同然の小さな役ですが、若かりし頃のスコットをちょっとだけ観ることができます。
こういった小さな仕事を積み重ねてきたからこそ、努力家の叩き上げ俳優としてのスコット・イーストウッドがあるんでしょうね。
まとめ
長い下積み時代を経て、ここ数年で一気に注目度が増してきたスコット・イーストウッド。
父クリントはスコットの俳優活動に一切の手助けをしなかったそうで、(名前の注目度があったとはいえ)ここまで自力で俳優としての評価を積み重ねてきた彼がますます活躍するのはほぼ間違いなしでしょう。
スターとしての人気でも、俳優としての演技力でも、この先どんなふうに注目を集めていくのか楽しみです。
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