災害の恐ろしさや破壊力を、ド迫力の映像で見せる災害パニック映画。
その中でも台風やハリケーンを描く作品は、台風大国の日本に住む僕たちにとっては他人事とは思えない恐さがありますね。
というわけで、日本でも身近な台風やハリケーン、そしてアメリカに多い竜巻など「風や豪雨の災害」を描いた災害パニック映画から、おすすめの良作を紹介していきます。
イントゥ・ザ・ストーム
アメリカの田舎町を巨大なハリケーンが襲う中で、生き延びようと奮闘する住民たちやハリケーンを記録しようと追いかける気象ハンターたちを描くディザスター大作。
全編が手持ちカメラや固定カメラなどの視点から描かれるのが特徴で、一人称視点メインならではの臨場感を味わえます。
車や建物、人間すら飲み込んでいくハリケーンの凄まじさは、ドン引きレベルの迫力です。
ツイスター
スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた災害パニック映画の名作。こちらも竜巻を記録しようと追いかけるハンターたちを描いた作品です。
1996年公開とやや古い映画ですが、竜巻のCG描写は今観ても色あせないリアルさ。少しの油断でハンターたちも命を失いかねない破壊っぷりが圧巻です。
実話をもとにしたという、ハンターたちが竜巻を記録しようと奮闘するストーリーも見どころのひとつ。気象研究の知られざる裏側を知ることができます。
デイ・アフター・トゥモロー
温暖化の反動による異常現象が北半球を襲う、地球規模のパニック超大作。大寒波や津波などさまざまな災害の描写がありますが、前半の見どころとなる巨大ハリケーンのシーンも凄まじいです。
数百mはあろうかという極太の竜巻が高層ビルすら粉々に砕いていく様は、あまりにも非現実的すぎて逆に芸術的なほど。無茶な現場中継を試みたリポーターが吹き飛んできた瓦礫に潰されたりと生々しい描写もあって、なかなかの恐怖を感じられます。
ワイルド・ストーム
巨大ハリケーンが迫ってくる田舎町で、町外れにある政府の建物(現金がいっぱいある)が武装集団の襲撃を受ける中、それを防ごうと立ち向かう女性捜査官と偶然居合わせた気象学者の戦いを描くパニックアクション映画。
ハリケーンに接近するための特殊装甲車を使ったカーチェイス、暴風雨すら利用した戦いなど、B級ながら見どころも迫力も十分の良作です。
「災害パニック×ダイ・ハード」的な映画として、アクション映画ファンにもおすすめ。
パーフェクト・ストーム
ジョージ・クルーニーやマーク・ウォールバーグなど実力派キャストが集結して、大嵐に見舞われた漁船のクルーたちの死闘を描く災害映画。
登場人物たちの人間描写がじっくり展開されるのが見どころで、ストーリーにぐいぐい感情移入させられた上での嵐のシーンはより一層緊張させられます。
ヒューマンドラマ主体の見せ方や実話をもとにしたという背景で、重厚さを感じさせる良作です。
超強台風
中国発のぶっ飛び災害パニック映画。中国の大都市を巨大台風が襲う中で、市長のおじさんが自ら最前線に立って市民たちを救っていくという色々とツッコミどころ満載のストーリーが展開されます。
ほとんどコメディに足を突っ込んだようなネタ映画ですが、やたらと壮大な音楽とともに活躍する市長のヒーローっぷりや、特撮をうまく使った災害描写など、見どころもそれなり。
変な災害パニック映画が観たいときにおすすめの珍作です。
シャークネード
「竜巻に飲み込まれたサメの大群が大都市に降りそそぐ」という、全てがふざけきったB級おバカ映画。
チープなCGと現実味ゼロのストーリー、やたらとテンションの高い登場人物など、まともな要素が何一つないクレイジーな作品です。
が、その異様なぶっ飛び具合がけっこう面白くて、ネタと割り切って観たら爆笑必至の傑作となってます。
あまりの狂いっぷりが話題になって、どんどん続編が作られて全6作という超ロングセラーシリーズに。最終作ではタイムスリップしながら各時代のサメ竜巻と戦うという極限のイカレっぷりを見せてくれます。
まとめ
以上、最後の方はおふざけ作品ばかりになってしまいましたが、「台風・竜巻・ハリケーン」をテーマにしたおすすめ映画を紹介しました。
迫力重視のエンタメ映画から災害の恐怖を真面目に描く作品、ぶっ飛んだ珍作まで、気分に合わせて選んでみてください。
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