軍隊が活躍する映画といえば「戦争映画」ですが、基本的に戦争映画はストーリーがシリアスなので、「戦闘シーンを楽しむ!」という感じでは観られませんよね。
ですが、ふつうのアクション映画でも、兵士や特殊部隊の活躍をメインにしたミリタリー系の作品はたくさんあります。
今回は、そんなエンタメ性重視のミリタリーアクション映画を紹介していきます。
- 超王道ミリタリーアクション映画:ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!
- SFミリタリー超大作:世界侵略:ロサンゼルス決戦
- 名作ドラマをド派手にリメイク:特攻野郎Aチーム THE MOVIE
- おバカ海洋SFアクション大作:バトルシップ
- 中国発ミリタリーアクション大作:戦狼 ウルフ・オブ・ウォー
- ハリウッド大作並みのNetflixアクション映画:スペクトル
- 元祖SFミリタリーアクション映画:エイリアン2
- パンデミック封鎖に臨むNATO軍:28週後…
- 筋肉スター総出演の究極ミリタリー大作:エクスペンダブルズ2
- 神話の怪物と米軍が大激突:D-WARS ディー・ウォーズ
- まとめ
超王道ミリタリーアクション映画:ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!
アメリカ軍を代表する特殊部隊ネイビーシールズの隊員たちが主役のアクション映画。
東欧に派遣された隊員たちが現地の独裁者と戦いつつ、そこに隠されたナチスの財宝をゲットする……というぶっ飛んだ内容のお話で、リアル路線ミリタリーを気取りつつ思いっきりエンタメアクションに傾いてます。
「訓練された戦闘のプロたちがバリバリ戦う」という映画が観たいならとりあえず外さない良作です。
SFミリタリー超大作:世界侵略:ロサンゼルス決戦
ある日いきなり世界各地でエイリアンの侵略が始まる中、ロサンゼルスを舞台に海兵隊が決死の戦いをくり広げるSFアクション映画。
ストーリーは一応エイリアン侵略ものですが、内容はほとんど戦争アクション映画みたいなもの。エイリアン側も銃を手に白兵戦を挑んでくるという直球ぶりです。
登場人物たちはみんな「U.S.A.!U.S.A.!」「海兵隊は永遠だ!」みたいなノリで、激アツ骨太銃撃戦をひたすら楽しめます。あくまで架空の敵との戦いだからこそ、軍隊の活躍を気兼ねなく観られるアクション映画としておすすめ。
名作ドラマをド派手にリメイク:特攻野郎Aチーム THE MOVIE
名作アクションドラマ「特攻野郎Aチーム」を現代的なアクション映画としてリメイクした作品。
リーアム・ニーソンやブラッドリー・クーパーといった豪華実力派キャストが集結して、「こんな特殊部隊いるわけねえだろ」という破天荒な活躍を見せます。
ドクターヘリで戦闘ヘリを撃墜したり、戦車でドッグファイトを展開して戦闘機を撃墜したり、あり得ない戦闘シーンのオンパレードです。もはや兵器を使って遊んでるレベルのクレイジーバトルを楽しめます。
おバカ海洋SFアクション大作:バトルシップ
太平洋上に突然現れたエイリアンの宇宙船と、合同演習中だった米海軍&海上自衛隊の軍艦が真正面から大バトルをくり広げる海洋SFアクション映画。
ミサイルや対空火器を駆使して戦うリアルな現代海洋戦が観られる一方で、敵エイリアンの設定がツッコミどころ満載だったりと、全体的には派手さ重視のおバカハリウッドアクション映画に仕上がってます。
終盤では退役済みの巨大戦艦を無理やり引っ張り出して戦ったりと、アホ丸出しながら激アツな戦いを楽しめます。
中国発ミリタリーアクション大作:戦狼 ウルフ・オブ・ウォー
元中国軍特殊部隊の男が、アフリカでクーデターに巻き込まれて現地の人々を救うために壮絶な戦いに挑む中国発ミリタリーアクション大作。
アクション映画ファンから「中国版ランボー」と評されたことからも分かるように、主人公のマッチョな活躍っぷりは往年のシルベスター・スタローンにも引けを取りません。尋常じゃないスーパーアクションの連続で、最初から最後まで大興奮間違いなしのスーパーホット戦闘映画に仕上がってます。
ハリウッド大作と比べても全く見劣りしない、アジアが誇る超絶怒涛のアクションムービーとして強烈におすすめです。
ハリウッド大作並みのNetflixアクション映画:スペクトル
Netflixオリジナル作品として公開されたSFミリタリーアクション映画。
東欧の紛争地帯に現れた「幽霊(正確にはエネルギー生物兵器)」と近未来装備の米軍が真正面から戦うというストーリーで、ハリウッドの劇場公開作にも引けを取らない大スケールが見どころです。
「目に見えない、銃弾も効かない敵にどう立ち向かうか」という戦いは緊張感が凄まじく、バトルスーツとエネルギー兵器を身にまとった米軍と無数の幽霊たちが大激突するクライマックスは必見です。
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元祖SFミリタリーアクション映画:エイリアン2
元祖ミリタリーSFアクション映画と呼ぶべき大傑作。「化け物の大群と軍隊がリアルな大バトル」という映画の金字塔的な一作ではないでしょうか。
特殊メイクや特撮を駆使したエイリアンと海兵隊の戦いは、CGが主流となった現代の作品とはまた違った生々しさや恐怖が感じられます。見方が次々にやられて緊張感が高まっていくサバイバルストーリーは、今観てもハラハラさせられること間違いなしです。
この映画の戦闘描写の演出から影響を受けた作品も多いので、現代SFアクションのルーツを知るという意味でも一見の価値あり。
パンデミック封鎖に臨むNATO軍:28週後…
人間を狂暴化させるウイルスによってイギリスが壊滅した28週後。感染が収束し、NATO軍の主導で避難民たちのイギリス国内への帰宅が始まるも、あるきっかけで再び感染が始まってしまい……というホラーアクション映画。
いわゆる「走るゾンビ」系の映画ですが、再感染を封じ込めようとするNATO軍の作戦展開が、本格ミリタリー路線でめちゃめちゃ見ごたえがあります。
まずは歩兵やスナイパーによる「感染者の各個撃破」から始まり、しだいに「生存者も含めて全員殲滅」「街ごと空爆」と事態が軍の手に負えなくなっていく様はかなり恐いです。
(世界全体の安全のためとはいえ)一切の容赦のない軍事作戦のリアルさにゾッとさせられます。
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筋肉スター総出演の究極ミリタリー大作:エクスペンダブルズ2
シルベスター・スタローンの主導で、アーノルド・シュワルツェネッガーやブルース・ウィリス、ジェイソン・ステイサム、チャック・ノリス、ドルフ・ラングレンなど超豪華な顔ぶれが集ったお祭りアクション大作。
一人でもアクション映画の主演を張れるスターが何人も出演した幕の内弁当のような映画で、ストーリーは空っぽでアクション一点張りの、凄まじいボリュームの戦いが観られます。
「ランボーの人とターミネーターの人とダイ・ハードの人が横並びで銃をぶっ放す」という構図は、間違いなくこの映画でしか観られない奇跡のショットでしょう。
神話の怪物と米軍が大激突:D-WARS ディー・ウォーズ
「韓国の神話に登場する邪悪な龍とその手下の軍勢が、現代ロサンゼルスに現れる」というファンタジーアクション映画。
ストーリーは韓流歴史ラブロマンスを水で薄めまくったような感じで、正直言って酷い出来です。が、そのマイナスポイントを除いても、クライマックスの「ロサンゼルスに現れた神話の怪物たちと米軍のガチンコバトル」がめちゃめちゃ熱いのが見どころとなってます。
アジア風の翼竜や地竜、鎧騎士と米軍の戦闘ヘリや戦車、歩兵が入り乱れて戦うシーンは、ミリタリー大好きな男の子なら興奮間違いなしです。ストーリーはすっ飛ばしてこのシーンだけでも観る価値があります。
ミリタリーアクション映画界の隠れた良作として(戦闘シーンだけは)必見です。
まとめ
以上、軍隊や兵士の戦闘シーンが見どころのミリタリーアクション映画でした。
リアリティ無視でとにかくド派手なおバカ映画から、緊張感たっぷりのシリアスな作品まで、どれもフィクションだからこそエンタメ映画として楽しめる傑作・良作ばかりです。
兵士や戦車、戦闘ヘリ、軍艦が活躍する映画が好きなら、一度は観てみてください。
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