日本に住む僕たちにとって、「地震」はもっとも身近な災害のひとつでしょう。
地震はこれまでパニック映画のテーマにもよく選ばれていて、さまざまな作品で地震の猛威が描かれてきました。
そんな「地震をテーマにした災害パニック映画」のおすすめ作品を紹介していきます。
- リアルな地震の猛威を描くハリウッド大作:カリフォルニア・ダウン
- 地震パニックとヒューマンドラマの融合 THE QUAKE ザ・クエイク
- これが災害現場の現実?:アフターショック
- アルメニア大地震を描くパニック大作:グラウンドブレイク 都市壊滅
- 怒涛の地震描写に度肝を抜かれる:2012
- 日本が誇る災害パニック大作:日本沈没(2006)
- まとめ
リアルな地震の猛威を描くハリウッド大作:カリフォルニア・ダウン
大人気アクションスターのドウェイン・ジョンソン主演作。アメリカ西海岸を巨大地震が襲う中で、レスキュー隊員のパパが家族を守るために奮闘します。
ビルが次々になぎ倒され、津波が街を押し流す怒涛のパニック描写に度肝を抜かれる一方で、ドウェイン・ジョンソン演じるたくましい主人公のおかげでもの凄い安心感。熱くてダイナミックでアグレッシブなパニックアクション大作として楽しめます。
エンタメ寄りの作風ですが、東日本大震災も参考にしたという津波シーンなど、災害の恐ろしさをリアルに見せつけられる作品としても注目です。
「カリフォルニア・ダウン」感想 ドウェイン・ジョンソンが頼もしすぎる(ネタバレなし) - 怠惰ウォンテッド
地震パニックとヒューマンドラマの融合 THE QUAKE ザ・クエイク
ノルウェー発の災害パニック映画。「THE WAVE/ザ・ウェイブ」という津波映画の続編にあたる作品ですが、前作を観ていなくても十分ストーリーはつかめます。
家族のドラマや「利益のために災害を楽観視する大人」の愚かさを描く前半、大地震がノルウェーの首都を襲って都市が壊滅する後半と、それぞれ違った魅力があるのがポイント。真面目な作品としてもパニックアクションとしてもしっかり楽しめる手堅い良作です。
崩壊しかけたビルからの脱出シーンは緊張感がありすぎて、観てるこっちの寿命が縮みます。
「THE QUAKE ザ・クエイク」感想 大災害の「その後」まで考えさせる描写が秀逸(ネタバレあり) - 怠惰ウォンテッド
これが災害現場の現実?:アフターショック
エグくて生々しいホラー描写に定評があるイーライ・ロスが主演・製作したパニック映画。旅行先で地震に遭遇した男女グループを描いていますが、「地震被害で混乱した人々の暴走」がメインという珍しい作品です。
ハリウッドの王道パニック映画なら絶対に見せない「極限状態における人間の醜さ」がこれでもかと描かれていて、知人を見捨てて自分だけ逃げる人、暴行や盗みをはたらく人、身内を守るために他人を切り捨てる人など、胸糞悪いシーンが盛りだくさん。
災害より人間の方が残酷なんじゃないかと思えてしまいます。かなり不快な描写が多いので、人によっては視聴注意です。
「アフターショック」感想 災害の残酷なリアル(ネタバレあり) - 怠惰ウォンテッド
アルメニア大地震を描くパニック大作:グラウンドブレイク 都市壊滅
アルメニアで実際に起こった大地震を描く災害パニック映画。アルメニアと言われてもピンとこない人が多いと思いますが、ロシアの南西にある国だそうです。
CGの質感などにちょっと大味な部分はありつつも、街が丸ごと崩れていくパニック描写のスケールはなかなか。大災害による混乱っぷりがしっかり伝わってきます。意外にグッとくるヒューマンドラマも見どころです。
マイナーながら、地震パニック映画の隠れた良作と言えます。
怒涛の地震描写に度肝を抜かれる:2012
「2012年に人類が滅びる」という当時ちょっとだけ流行った都市伝説をテーマに、天変地異で地球全体が崩壊していく様を描くディザスターパニック超大作。
津波や火山噴火などさまざまな災害描写がありますが、その中でも前半の大地震の描写は圧巻です。
地面が爆発したように盛りあがり、数十mにも及ぶ地割れが起こり、街がワンブロック単位でバラバラに崩れ去っていくシーンは、他のどんなパニック映画より衝撃的。あまりにも凄すぎて、もはや破壊の芸術と言えるレベルです。
はっきり言ってこの映画より地震描写が凄い作品はこの世にないので、「この作品を観た後だと他の地震パニック映画がショボく思えてしまうかも」という心配をしないといけません。
日本が誇る災害パニック大作:日本沈没(2006)
破壊描写がすごい日本の災害パニック映画といえば、2006年版の「日本沈没」でしょう。
邦画としては異例の莫大な制作費がかけられた大作で、見慣れた日本の街並みが崩壊していく描写はハリウッド顔負けのクオリティ。特に地震の描写は、「現実でもこういうことが起こるかも」と連想させられてかなり恐いです。
まとめ
以上、地震をテーマにしたパニック映画をまとめました。
自然の破壊力を見せつける大作から、災害における「人々の行動」に焦点を当てた作品まで、地震パニック映画といってもさまざまですね。
地震という災害が身近にある日本に住んでいるからこそ、勉強の意味も込めて観てみるのもいいかもしれません。
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