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「マグニフィセント・セブン」感想・評価 全員かっこよすぎる(ネタバレなし)

マグニフィセント・セブン (字幕版)

西部劇といえば「昔の映画」というイメージが強いなかで、西部劇映画でありながら現代アクション大作として異例のヒットを記録した「マグニフィセント・セブン」。

とにかく「キャストが超豪華で渋かっこいい」そして「アクションが派手」なのが魅力です。詳しくレビューしていきます。

 

「マグニフィセント・セブン」あらすじ

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2016年 アメリカ

監督:アントワーン・フークア

キャスト:デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホン、ヘイリー・ベネット、ピーター・サースガード

 

アメリカの小さな町ローズ・クリークは、近郊の鉱山を狙う実業家のバーソロミュー・ボーグに狙われ、逆らう者は容赦なく射殺されていた。

夫を失いボーグの暴虐に耐えかねた町の女性カレンは、全財産を報酬として、賞金稼ぎのサム・チザムをはじめ7人の男を用心棒として雇い入れる。7人と町の住人たちは協力してボーグの軍勢に立ち向かうが……

 

「マグニフィセント・セブン」感想

現代ならではの「荒野の七人」のキャスティング

タイトルやあらすじからも分かるように、この作品は名作西部劇「荒野の七人」のリメイクです。

「とある町から雇われた7人の用心棒が、町を狙う悪党と戦う」という設定は原作と同じですが、その7人のキャラ付けが現代ならではなのがまず見どころ。

デンゼル・ワシントン演じるチザムは黒人ガンマンだし、他にもメキシコ人、アジア系、ネイティブアメリカン系とかなりの多様性があるのは現代の映画だからこそでしょう。

 

で、この七人がとにかく全員めちゃくちゃかっこいいんですよね。この映画の魅力はそこに尽きます。

まず、主演のデンゼル・ワシントンがかっこいいのは言うまでもありませんね。ただ立っているだけであふれる謎の説得力。表情や立ち振る舞いから滲み出るキャラクターの奥深いバックグラウンド。全てが文句なしです。

さらに、イーサン・ホーク演じるフランス系賞金稼ぎとイ・ビョンホン演じる東洋系ガンマンの名コンビっぷりもかなり萌え度が高めです。

デンゼル・ワシントンと並ぶ準主役としてクリス・プラットが演じる遊び人のファラデーもいるんですが、周りにベテラン実力派が並びすぎて、彼の存在感が若干薄くなってたのが笑えました。クリス・プラットが霞むキャスティングってどれだけ豪華なんだ。

そして個人的に好きだったのが、メキシコ人の賞金首を演じたマヌエル・ガルシア=ルルフォ。当時は俳優としては無名ながら異質な存在感があって、七人の中でも格別にかっこよかったと思います。

この演技で一気に知名度が高まって、そこから「6アンダーグラウンド」のような大作にも出演してるし、今のハリウッドでも特に要注目の俳優の一人です。

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西部劇であり現代アクションでもある

メインの七人のかっこよさを惜しみなく発揮した、怒涛のアクション描写も大きな魅力です。

というかこの映画の魅力は「かっこいい七人の男」「ド派手なバトル」という2点に尽きます。シンプルな勧善懲悪のストーリーを楽しむためだけにある、完全無欠のエンタメ映画です。

 

西部劇といえば「拳銃でバキューン」「ライフルでドーン」な戦い方ですが、それを現代エンタメアクションとしてここまでド迫力に見せるのは凄いですね。

監督は「イコライザー」や「トレーニング デイ」などハードボイルドなアクション映画を撮らせたら右に出る人はいないアントワーン・フークア。その手腕が発揮された銃撃戦は圧倒的なスピード感で、西部劇らしく決め決めの射撃スタイルをとりながらも古さを感じさせません。

さらに、建物まるごと吹き飛ばす派手な大爆発から、「悪魔の銃」ことガトリングガンの登場まで、絵的なインパクトも十分。マイケル・ベイかよっていうくらいの破壊っぷりで爽快です。

これだけアクションで見せれるんだから、西部劇も今の映画のジャンルとしてもっと盛り上がっていいのに。

 

まとめ:アクション好きなら絶対に観るべき

「名作西部劇のリメイク」という前提なしに、純粋に今どきのアクション映画として文句なしに楽しめる良作です。

むしろ、下手な現代戦アクション映画よりよっぽどかっこいいしハラハラします。派手さも迫力も緊張感も圧倒的。

アクション映画が好きなら、人生で一度は観ていい作品だと思います。

マグニフィセント・セブン (字幕版)

マグニフィセント・セブン (字幕版)

  • 発売日: 2017/05/10
  • メディア: Prime Video
 

 

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