アクション映画やパニック映画でときどきある「水没した通路や洞窟を、息を止めて泳いで進むシーン」。
こういうシーンでは、登場人物と一緒に息を止めてしまう……という方も多いんじゃないでしょうか。
というわけで、そういった「水中息止めシーン」が描かれる映画をできるだけまとめてみました。皆さんもぜひ息止めチャレンジしてみましょう。
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
トム・クルーズ主演の人気スパイアクション映画シリーズ5作目。
このシリーズではいつもトムが体当たりのスタントを披露するのが見どころとなっていますが、本作では「水中から敵の拠点に侵入するために、主人公イーサンが潜水装備なしで水中を進む」というシーンがあります。
しかも、そのシーンのためにトム・クルーズは潜水の訓練を受けて、6分間も息を止めながら撮影を敢行してるから凄い。凄いんだけど、いつか撮影中に死にそうで心配ですね。
ここ最近の「水中息止めシーン」で一番注目を集めた作品でしょう。
ポセイドン
海洋パニック映画の名作「ポセイドン・アドベンチャー」を現代的にリメイクした作品。
大波で転覆した豪華客船からの脱出が描かれますが、船の中でのサバイバルということもあって、やたらと息を止めるシーンが多めです。
「水没した通路を素潜りで移動する」「浸水したダクトを移動する」「水圧で扉が開くまでひたすら息止め」「長距離を決死の潜水」など、ありとあらゆるパターンで息を止めてます。しかも全体的に狭くて動きづらいシーンが多め。
水が苦手な人、閉所恐怖症の人にとっては、どんなホラー映画よりも恐い作品です。
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サンクタム
「タイタニック」「アバター」などのジェームズ・キャメロンが製作総指揮を務めたサバイバルアドベンチャー映画。
前人未踏の大洞窟に入った探検隊が、暴風雨で水没した洞窟内から生還しようとサバイバルをくり広げます。
洞窟内ということで、「狭い」「暗い」「息が苦しい」のオンパレード。さらにそこへ「寒い(気温と水温が極寒)」という要素まで襲ってくるので地獄です。
観ていてかわいそうになるほどの潜水パニックの連続で、「自分は一生洞窟には入らないぞ」と誓いたくなります。
エイリアン4
SFホラーの金字塔「エイリアン」シリーズの4作目。宇宙船内の研究施設から逃げ出したエイリアンが船内を蹂躙し、乗員たちを血祭りにしていきます。
中盤で生存者たちが宇宙船から脱出するために「水没した区画を潜水して通る」というシーンがあるんですが、これがとにかく長い。バカみたいに長い。しかもそこにエイリアンが迫ってきます。
「そんな長距離を銃担いで、エイリアンに追われながら泳げるわけないだろ!」と突っ込みたくなること間違いなし。案の定、最後の方は登場人物たちも溺死寸前です。
ディープ・ブルー
洋上の研究施設で飼育されていた高知能のサメが逃げ出し、施設を破壊して研究員たちを襲っていくモンスターパニック映画。
「めちゃめちゃ頭のいいサメVS人間」という珍しい映画ですが、ストーリーの舞台が沈みゆく海上施設ということで、水に潜るシーンも多めです。
「エイリアン4」もそうですが、「水中で息を止めないといけない+化け物が襲ってくる」というのは二重の緊張感があって余計に息が持ちませんね。
カリフォルニア・ダウン
アメリカ西海岸を未曽有の大地震が襲う中、レスキュー隊員の主人公が家族を救うために奮闘するディザスターパニック映画です。
地震による破壊描写がメインですが、後半では地震が引き起こした津波の描写もかなりのインパクト。その波のせいで引き起こされる水中息止めシーンは、シチュエーション的にもストーリー的にも観ていてかなり苦しいです。
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット
もはや説明不要のファンタジー大作シリーズ4作目。劇中でハリーが挑む試練のひとつに、水中を動き回るものがあります。
ふだんサバイバル映画やパニック映画を観ない層の人たちにとっては長時間の水中シーンは衝撃的だったのか、「あのシーンどうやって撮ってるの…?」という驚きの反応も多かったみたいです。
ザ・グリード
未知の海中生物が豪華客船を襲い、たまたまそこに乗り込んだ武装テロリストたちがモンスターと真正面から戦うことになるパニック映画。
B級感が全開ですが意外とお金がかかった作りで、90年代の映画なのにド派手なCG連発で楽しい作品です。
そして船映画ということで「水没した通路を泳いで進む」というお決まりのシーンもしっかりあります。
まとめ
映画の水中息止めシーンってどれもけっこうな長時間なので、ただ息を止めるだけならともかく「これだけ動きながらは無理だろ……」と思ってしまいますよね。
登場人物と合わせてチャレンジするのも楽しいですが、酸欠には十分注意しましょう。
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