キアヌ・リーブスの2010年代の代表作となった大ヒットアクション映画「ジョン・ウィック」シリーズ。
主人公ジョン・ウィックの華麗なガンアクションはもちろん、次々に現れる個性的な殺し屋たちのキャラも見どころのひとつですよね。
そこで今回は、「ジョン・ウィック:パラベラム」までの全3作で登場した殺し屋たちを、個人的にランク付けしてみました。
それぞれ戦闘スタイルや武器が違いますが、なるべく純粋な「戦闘の強さ」で考えるようにしたつもりです。
- 10位:キリル(ダニエル・バーンハード)
- 9位:アレス(ルビー・ローズ)
- 8位:シャロン(ランス・レディック)
- 7位:スモウ(YAMA/山本山龍太)
- 6位:ミズ・パーキンズ(エイドリアンヌ・パリッキ)
- 5位:カシアン(コモン)
- 4位:シノビ(ヤヤン・ルヒアン、セセプ・アリフ・ラーマン)
- 3位:ソフィア(ハル・ベリー)
- 2位:ゼロ(マーク・ダカスコス)
- 1位:ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)
- まとめ
10位:キリル(ダニエル・バーンハード)
ちょっと地味なので「誰?」と思う人もいるかもしれませんね。1作目「ジョン・ウィック」でロシアンマフィアのボスの側近だった人です。
1作目は目立って強い敵が少ないんですが、マフィアの戦闘員の中ではこの人が間違いなく一番強かったはず。殺し屋なのかどうか微妙なラインですが、ランクインさせてみました。
ちなみに、彼を演じたダニエル・バーンハートは「マトリックス」シリーズの敵サングラス集団の一人も演じてたそう。キアヌ・リーヴスとは2度目の対決なんですね。
9位:アレス(ルビー・ローズ)
「ジョン・ウィック:チャプター2」に登場。サンティーノの側近として最後にジョンの前に立ちはだかった、唖者の女殺し屋です。
クールで存在感があって、なんでサンティーノみたいな小悪党の下についてるのか分からないくらいかっこいい。個人的には「ジョン・ウィック」シリーズで一番好きなキャラですね。
だけど、殺し屋として強い方かというと……必ずしもそうは言えないと思います。演じたルビー・ローズがそんなにアクションできる方じゃない、というのも要因として大きそうですが、戦闘シーン自体は短めであっさり退場しました。
それでもこれだけ印象的なキャラクターになっているのは、ルビーの女優としてのカリスマ性があってこそだと思います。
8位:シャロン(ランス・レディック)
「コンチネンタル・ホテル・ニューヨーク」のコンシェルジュ。常に穏やかで丁寧な態度でジョンに接する紳士的な人物ですが、3作目「ジョン・ウィック:パラベラム」ではホテルを守るために自ら銃を持って戦いました。
1作目からただ者じゃない雰囲気は見せてましたが、ふつうにそこそこ強かったですね。シリーズ通して皆勤賞の味方キャラというのもあって、ジョンとの共闘シーンは熱かった。
7位:スモウ(YAMA/山本山龍太)
「ジョン・ウィック:チャプター2」に登場。その他大勢の殺し屋キャラの中ではこの人を唯一ランクインさせました。
強さのポイントはとりあえず「でかい/タフ」という点。常人離れした体格とパワーがあって、数発撃たれてもひるまない、というのは並みの殺し屋と比べてかなり手強いんじゃないでしょうか。体格のわりにそこそこ速く動けるのもプラスポイント。
ちなみに、彼を演じてるのは元力士の山本山龍太さん。現在は「YAMA」名義で海外を中心に芸能活動しているそうです。
6位:ミズ・パーキンズ(エイドリアンヌ・パリッキ)
1作目で登場。コンチネンタルのルールを破ってホテル内でジョンに襲いかかり、最終的に抹殺されてしまいました。
存在感的には地味でしたが、ジョン・ウィックをガチで奇襲して仕留めにかかろうとするあたり、実はかなり強いんじゃないでしょうか。
現在進行形でフリーの殺し屋、というのも、戦い慣れしてて強そうなポイント。
5位:カシアン(コモン)
「ジョン・ウィック:チャプター2」の登場キャラクターの中ではおそらく一番強かった人。地下鉄での静かな攻防は、2作目の戦闘シーンのなかでも特に名場面ですよね。
シリーズ全体を通してもトップレベルでジョンを苦しめた敵でしょうが、役職的にはどちらかというと「ボスのボディガードから付き添いまでこなすオールマイティな側近」という感じですね。
めちゃめちゃ強いのは間違いありませんが、超戦闘特化の人たちよりは劣るかもしれません。
4位:シノビ(ヤヤン・ルヒアン、セセプ・アリフ・ラーマン)
手強い敵が目白押しだった3作目「ジョン・ウィック:パラベラム」の中でも最強レベルだった2人組。
どちらも1人でも相当な強敵で、純粋な戦闘員としてはザコ敵はもちろん、名前つきのメインキャラクターも凌駕するレベルだったと思います。それが2人がかりで襲ってくるからたまったもんじゃないですね。
彼らの戦闘スタンスが「伝説の殺し屋ジョン・ウィックに手合わせ願う」という感じで、ただ殺しにくるというよりは敬意をもって「挑みにくる」みたいな戦い方だったからジョンもなんとか勝てました。これが奇襲も何でもありのガチ死闘だったらジョンでも危なかったんじゃないでしょうか。
ちなみに、この2人と前述のカシアンは数少ない「深手を負っただけで生き残った敵」です。
3位:ソフィア(ハル・ベリー)
「ジョン・ウィック:パラベラム」でジョンの味方として登場したコンチネンタルの幹部。弱いわけはないと思ってましたが、予想をはるかに上回る強さでした。超長尺でのジョンとの共闘シーンは、間違いなく中盤の最大の見せ場です。
本人がジョン並みに強いのはもちろん、2頭のシェパードと連携して敵を仕留めていくのが凄すぎる。「軍用犬」の強さと恐ろしさがよく分かる戦いっぷりでした。
味方ポジションでここまで圧倒的に強かったのは彼女だけですね。
2位:ゼロ(マーク・ダカスコス)
「ジョン・ウィック:パラベラム」で最後に立ちはだかった敵。いわばシリーズ全体の「ラスボス」です。
そういうポジションなのもあって、強者ぞろいの「ジョン・ウィック」シリーズにおいても別格の強さでしたね。4位に挙げたシノビ2人分の強さを1人で持ってるような奴でした。もしジョンが負けてても全くおかしくなかったと思います。
ただ、見た目的に「ラストサムライ」の渡辺謙みたいな渋いキャラなのかと思ったら、意外と「メンタル弱そうな変態戦闘狂」みたいなキャラだったのが個人的にはうーん…って感じでした。
1位:ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)
1位に挙げるとしたら、やっぱり彼しかいません。結局は彼が断トツで最強。揺るぎないトップです。
格闘戦の速さだったらゼロやシノビたちの方が上かもしれないし、筋力でもスモウアサシンやガチムチ傭兵、マッチョマフィア構成員など上がいたかもしれません。
が、ジョン・ウィックはとにかく「タフ」。ボロボロになっても変わらない強さを発揮します。だから「一対少数の戦いで絶対に負けない」んですよね。そういう「負けない戦い」をくり返すことで、最終的にはシリーズ通して数百人の敵をたった一人で倒してしまいました。
「妻の記憶を抱えて生きる」という不動の信念と確かな戦闘力に裏打ちされた、極限のタフさ。これこそが、ジョン・ウィックが圧倒的に最強な理由でしょう。
まとめ
以上、完全に一ファンとしての独断のランク付けでした。「いや、そこは違うだろ!」と思われる部分もあるかもしれませんが、あくまで僕の中でも個人的なランキングということでご容赦ください。
「ジョン・ウィック:パラベラム」の結末を観た感じだと、まださらなる続編が作られそうな気配がありましたね。さらにインパクトのある敵が出てくるのか、期待大です。
こちらの記事もおすすめ↓