予知夢によって大事故を生き延びた人々が、その後ふたたび死の運命に囚われて事故死していくサスペンススリラー映画「デッドコースター」シリーズ。
正確には1作目のタイトルをとって「ファイナル・デスティネーション」シリーズと呼ぶべきですが、2作目「デッドコースター」から続く「デッド〇〇」というタイトルの方が広く知られてますね。
ホラー映画ファンからは「死のピタゴラスイッチ」とも呼ばれ、負の連鎖によるショッキングな死亡シーンが最大の見どころとして知られてきた本作。劇中で描かれるさまざまな死因から、特に「この死に方は嫌だなあ…」と思わされたシーンを独断でランク付けしてみました。
- 10位:小石が頭を貫く/ファイナル・デッドサーキット
- 9位:車のエンジンが後頭部直撃/ファイナル・デッドコースター
- 8位:丸太に車ごと貫かれる/デッドコースター
- 7位:釘打ち機が頭に連続ヒット/ファイナル・デッドコースター
- 6位:ワイヤーが首に絡まって窒息/ファイナル・デスティネーション
- 5位:エスカレーターの回転に巻き込まれる/ファイナル・デッドサーキット
- 4位:熱々のアスファルトを頭から被る/ファイナル・デッドブリッジ
- 3位:建設資材が落ちてきてぺちゃんこに/デッドコースター
- 2位:お尻から内臓を吸われる/ファイナル・デッドサーキット
- 1位:日焼けサロンで焼死/ファイナル・デッドコースター
- まとめ:身の回りには気をつけよう
10位:小石が頭を貫く/ファイナル・デッドサーキット
まず、第10位は4作目「ファイナル・デッドサーキット」から。主婦のサマンサが子どもたちを連れて美容院から出たところ、店の前の公園の芝刈り機が小石を弾き飛ばし、それが弾丸のように頭を貫く……というシーンです。
「眼孔から頭を貫かれる」という絵的なエグさはもちろん、それまで美容院内で「これが死因か?それともこっちか?」とさんざん焦らしておいて、不意打ちで全く関係ない死因が訪れる、という展開も見どころと言えるでしょう。
目の前でママがこんなえげつない最期を迎えたら、まだ幼い子どもたちは一生のトラウマ間違いなしですね。
9位:車のエンジンが後頭部直撃/ファイナル・デッドコースター
9位は3作目「ファイナル・デッドコースター」から。すけべチャラ男のフランキーがオープンカーに乗っていたら、玉突き事故で後続車のフロントからエンジンが飛び出してきて後頭部に直撃。エンジンの回転に頭を切り刻まれる……という死に方です。
「車のエンジンが凶器に」という演出の斬新さ、ぐちゃぐちゃなゴア描写のインパクト、両方とも文句なしですね。コミカルなお笑いキャラだったフランキーが、こんな可哀想な姿になってしまうというのも余計にショック度を高めています。
大勢の人が見てる屋外でこんなエグい死に様を晒すのは嫌ですね。
8位:丸太に車ごと貫かれる/デッドコースター
2作目「デッドコースター」から。これは冒頭の大事故パートでの死因です。
本作の準主役でもあるバーク保安官のパトカーに、大型トラックの荷台から落ちた丸太が直撃。彼の血やら肉やらをべったり巻き込みながら、そのままパトカー後方まで飛び出してくる……というショッキングなシーンでした。このシーンを観てからは、高速道路で材木を積んだトラックを見ると車間距離をあけたくなります。
おそらく即死で痛みはないでしょうが、こういう原型を留めない死に方をすると家族がショックを受けそうで嫌ですね。お葬式も大変そうです。
余談ですが、僕が初めて観たシリーズ作品がこの「デッドコースター」だったので、本作の最初の死亡シーンであるこの場面を観たときは「えええグッロおおぉぉ!!マジかこの映画ああぁぁ!!」となりました。
7位:釘打ち機が頭に連続ヒット/ファイナル・デッドコースター
再び3作目「ファイナル・デッドコースター」より。ゴス系ギャル女子のエリンが釘打ち機に向かって転んでしまった拍子に機械が作動して、「バスッバスッバスッ!」と頭を大量の釘で貫かれる……という死因です。
見た目的なゴア度はそこまでありませんが、即死できず何発も顔を釘で貫かれる……というのが痛そうで嫌ですね。しかも「釘打ち機」という日常でも触れることがありそうな工具が凶器になってるので、現実でも起こらないとは限らないのが余計に不安を煽ります。
6位:ワイヤーが首に絡まって窒息/ファイナル・デスティネーション
1作目「ファイナル・デスティネーション」での最初の変死シーン。濡れたバスタブ内で足を滑らせた拍子に首に洗濯ロープのワイヤーが絡まり、足が滑るせいで立ち上がることもできずそのまま窒息死……という死に方です。
見た目のダメージは少ないですが、「息ができずじわじわ苦しむ」というのが死ぬ本人としてはやっぱり一番嫌ですね。首の血流が止まったことで目が一気に真っ赤になるのがめちゃめちゃ生々しくて「うわっ…」と思ってしまいます。
シリーズ通して「現実でも起こり得る死に方ナンバーワン」なのも、ランキング上位に来る大きな要因です。
5位:エスカレーターの回転に巻き込まれる/ファイナル・デッドサーキット
4作目「ファイナル・デッドサーキット」から。主人公ニックの彼女ローリがエスカレーターの崩壊に巻き込まれ、回転する歯車でグチャグチャっとプレスされていく……という死因です。
かわいい女子大生の最期としてはあまりにもエグいし、何より人間としての原型を留めないのが嫌ですね。目の前で愛する彼女がただの肉の塊になってしまったニックが可哀想すぎます。
これも現実に起こりそうというか、中国で実際にこういう事故が起こってましたね。そのリアルさも余計に怖い。
4位:熱々のアスファルトを頭から被る/ファイナル・デッドブリッジ
5作目「ファイナル・デッドブリッジ」より。冒頭の橋の崩落シーンで、道路が揺れた拍子に工事現場の液状熱々アスファルトがこぼれ出し、ラップマン部長がそれを頭からかぶってしまいます。
シーンとしてはほんの数秒で、あまり印象に残る死亡シーンじゃないんですが、「肉がはがれるほど高温のドロドロを全身に浴びる」って相当最悪です。熱い系の死に方は特に嫌だ。
その後の死亡シーンでもスパナに頭を潰されてひどい有様だし、「いじわる上司」という嫌な役どころだからって雑にひどい死に方させられてますね彼は。
3位:建設資材が落ちてきてぺちゃんこに/デッドコースター
2作目「デッドコースター」より。建設現場のクレーンからガラス板が落ちてきて、ティーンエージャーのティムがそれに押しつぶされます。
「リアル人体が圧力でぺっちゃんこにつぶれる」というシーンを鮮明にモロ映しするのがまずドン引きだし、その犠牲者が15歳の少年というのも最悪です。可哀想な死者ランキングではティムが1位じゃないでしょうか。
女手ひとつで育てた一人息子が目の前でこんな死に方をした母・ノラの胸中を思うとやばいですね。
2位:お尻から内臓を吸われる/ファイナル・デッドサーキット
4作目「ファイナル・デッドサーキット」より。プールの底にある排水口の吸引力が機械の誤作動で急上昇し、そこにお尻が張りついてしまったヤンキーのハントが、そのまま肛門から内臓を吸い出される……というシーンです。
これはとにかく死ぬときの絵面が最悪ですね。発見されたとき死体がどんなことになっているか想像するとすごく嫌な気分になります。
そして単純に「強力な圧力で尻から内臓が飛び出す」って死因としてかなり苦しそう。即死とはいかないだろうし、どんな痛みが襲ってくるのか未知すぎて怖いですね。
1位:日焼けサロンで焼死/ファイナル・デッドコースター
1位は間違いなくぶっちぎりでこれ。ギャルのアシュリンとアシュレーが日焼けサロンの紫外線マシーンに閉じ込められ、さらに温度計の誤作動で超高温になったマシーン内で焼死……という死因。
どちらかというと即死や短時間での死が多い「デッドコースター」シリーズにおいて、最も長く苦しむ死に方でしょう。狭いところに閉じ込められながら炙り焼きにされるなんて、想像するだけできっつい。
このシーンはシリーズ通して見ても最もトラウマ必至です。これを観たらどんなに日焼けが好きなギャルでも日焼けマシーンに入るのが怖くなるでしょう。
まとめ:身の回りには気をつけよう
以上、「デッドコースター/ファイナル・デスティネーション」シリーズの中でも特に嫌な死因を、トップ10のランキングで見ていきました。
こうしてふり返ると、「死体のダメージがどのくらいか」という見た目はもちろん、「死ぬ本人が苦しいか」「現実でも起こり得るか」も嫌な死因を考える上で重要なポイントになりますね。
特に「滑って転ぶ」系から始まる死に方はリアルでも十分にあり得るので、身の回りに気をつけながら生活しましょう。
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